今、指導者に何が求められているのか?サッカーを“サッカー外”から学ぶ重要性

2018年12月06日

育成を考える

PRAIA GRANDE, BRAZIL - JUNE 17:  Boys play soccer in the streets of the Garden Gloria neighborhood on June 17, 2014 in Praia Grande, Brazil.  Soccer star Neymar of Brazil lived in this neighborhood between 7 and 12 years of age and is building a sports and educational center for the neighborhood kids. (Photo by Victor Moriyama/Getty Images)

重要性を増す“サッカーの外”からの学び

 世界最高峰の選手たちが集うリーグを擁する欧州各国や、次々とスター選手を生み出す南米のサッカー大国を見ていると、良くも悪くもその国のサッカーが社会と強く結びついていることに気がつく。

 歴史や国民性、現在の経済状況などがその国のサッカーに色濃く反映される。欧州の例を挙げれば、例えば各国で社会問題化する移民問題はサッカーの各国代表に強い光を生み、それと同じくらいの影を落としている。

 サッカーが圧倒的No.1スポーツであり、国民的娯楽であるサッカー大国では、サッカーと外の世界を隔てる壁はなく、サッカーと社会がシームレスにつながっているように見える。一方日本では、今年白日の下にさらされた各種の不祥事への眼差しを見ても、サッカーをはじめとするスポーツは非日常であり、閉ざされた特殊空間の中での異質な出来事という認識が強い。

 サッカーやスポーツを題材に取材を重ねてきた身としては、社会とスポーツの乖離こそが、諸問題の根源であり、これから解決していくべき課題だと強く感じている。

 要するに、日本のスポーツを取り巻く環境がもっと豊かになり、子どもたちが安心してサッカーに取り組み、それを自分たちの未来に生かすためには、 “サッカーの外”からの学びが必要不可欠なのだ。

 「サッカーは人生そのものだ」

 過去多くの偉大な名選手や名監督が幾度となく口にしてきた言葉だが、サッカーが人生そのものであるならば、サッカーはいまよりもっと人生に積極的に関与する存在にならなければいけない。サッカーで活躍するにしてもビジネスパーソンとして生きるにしても、子どもたちのこれからを担うコーチたちは社会性を持って、「世界基準」で子どもたちに接することが求められる。そしてそれは、サッカーの技術向上、日本代表がW杯ベスト16の壁を越えてさらに上に行くのを目指すことと矛盾しない。

 この連載では、サッカーを“ライフタイムスポーツ”としてとらえ、“サッカーの外”の識者、直接サッカーとは関わりがなくても、ジュニアサッカーのコーチングや育成、子どもたちの成長に関わるヒントを持ち合わせているエキスパートに広く取材し、さまざまなことを学んでいく予定だ。

 社会のグローバル化、多様化、複雑化が進み、かつてない変革の時代を迎えているいま、“サッカーの外”から学び、サッカーを通じて子どもたちに社会を生き抜く術を伝えていくことこそが、サッカーコーチに求められる重要な役割の一つでないだろうか。

【12/13(木)掲載予定】
第1回のエキスパートとしてご登場いただくのは「世界基準の幼稚園」の著者である橋井健司氏だ。「日本人の弱さ」「日本の教育システムの問題点」などについて語って頂いた。

【連載】「サッカーを“サッカー外”から学ぶ重要性」

 

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