カルシウムだけじゃない!? 骨の成長を助ける「9つの栄養素」とは
2019年01月29日
コラム気温が下がり、筋肉や血管が縮こまって硬くなる1月はケガが心配。ケガのなかでも気を付けたいのが「骨折」です。ジュニア年代の間は特に骨の成長をサポートして、骨を強く、柔軟にするためにお母さんにできることもあります。今回は骨の成長を助ける食事を管理栄養士の川上えり先生に教えてもらいました。
(※)当初掲載時より一部内容を修正しました。
構成●宇野美貴子 写真●ジュニサカ編集部、佐藤博之
【前回】体が硬くなる冬はケガが起こりやすい!? 「腱」「靭帯」「筋肉」を強化する食事法とは
子どもの骨は柔らかく骨折しやすい!
まず人間の骨について、特に成長期にある子どもたちの骨とその発達について紹介したいと思います。
骨の健康は成長期に決まると言われています。赤ん坊の頃は骨量が少なく、年齢と共に増えていきます。でも、20歳がピークで、徐々に下降していきます。さらに、生まれたばかりの赤ん坊の骨の数は330ありますが、徐々に骨と骨が結びつき、大人になると206になるそうです。完全に骨がつながり落ち着くまでに、一般的には女の子で15〜16年、男の子で18年かかるのだそうです。
骨(身長)は、10歳ぐらいまで男女ともに1年間で約6cm伸びます。そこからは思春期のホルモンの違いによって、男女差が出る時期にさしかかります。文部科学省の「学校保健統計」によると、13歳ぐらいまでの女の子は1年で約6〜8cm、15歳ぐらいまでは約8cm伸びています。それに対して、男子は14歳ぐらいまでに1年で約6〜10cm伸びます。このような成長は、骨細胞が分裂することで起こります。
ジュニア年代の子どもの骨はまだ柔らかく、柔軟性があり、骨密度も低いため、大きな衝撃を受けると骨折する可能性が高いのです。
骨は日々、新陳代謝を繰り返しています。
新陳代謝は高齢になっても、体の中で誰でも繰り返し行われていることですが、成長期の子どもの骨はそれ自体を成長させています。つまり、古いものは壊されてなくなり、新しい骨が生まれているのです。骨の新陳代謝は、破骨細胞(はこつさいぼう)が古くなった骨を溶かしていき、骨芽細胞(こつがさいぼう)が新しい骨を生成することです。それは一定のサイクルを繰り返していて、骨を皮膚などと同様に新しく蘇らせています。
骨の生成を助けるには、食事から行うのがベストです。
骨を作るには複数の栄養が関係します。食事からなら様々な栄養をとることができ、食べ合わせで相乗効果を生み出すこともできます。体を作っている成長期には、食事から必要な栄養を摂取するようにすると良いでしょう。
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