答えがひとつしかない質問は命令しているにすぎない。言い方を変えるだけで子どもは伸びる

2019年02月03日

コラム

大人が子どもにかける何気ない言葉が、子どもを傷つけてしまうことがあります。しかし、「言い方ひとつ変えるだけで、子どもを伸ばす言葉にもなり得ます」と綴るのは、アメリカで40年以上、教育の第一線で活躍してきたバーバラ・コロローソ氏。今回は、その経験をまとめた著書で、全米でベストセラーとなった『子どもの力を引き出すシンプルな習慣』の一部を紹介していきます。

『子どもの力を引き出すシンプルな習慣』より一部転載

再構成●ジュニサカ編集部 著●バーバラ・コロローソ 訳●田栗美奈子 写真●ジュニサカ編集部


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意味を持たない質問は子どもを傷つける

 訊ねたところで、答えようのない質問や、前向きな意味をもたない質問というものがあります。そういう質問は、建設的ではありませんし、ときに子どもの自尊心を傷つけることにもつながります。けれども、言い方ひとつ変えるだけで、子どもを伸ばす言葉にもなり得ます。

 ふだん以下の4つのタイプの質問をしていないか、ふりかえってみましょう。

●正解のない質問
「いったいどうして、壁じゅうにいたずら書きをしたんだ?」

 こういう質問に対して、ちゃんとした答えをもらったことがありますか? 突飛なつくり話をしたり、言い訳したり、誰かのせいにしたり。それでも質問したからには、その返事に評価をくださなければなりません。

 そんな質問をするより、言いたいことを言いましょう。はっきり告げるほうがずっと建設的です。子どもを問題の当事者として扱い、解決する手段を子どもにまかせるのです。

<言い換えの例>
「壁のいたずら書きについて話しあおう」
「壁にいたずら書きしたわね。今日じゅうに壁をきれいにする方法を考えなきゃだめよ」

●答えがひとつしかない質問
「お願いだから静かにしてくれる?」

 この質問は、本当にイエスかノーか選ばせるつもりがあるでしょうか? お子さんが「いや」と言ったらどうなるのでしょう?

 答えがひとつしかない質問は、頼んでいるふりをしてじつは命令しているにすぎません。この場合も、言いたいことをはっきり言うほうが建設的です。

<言い換えの例>
「どこに行くか決めるまで、ちょっと静かにしてちょうだい」

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