答えがひとつしかない質問は命令しているにすぎない。言い方を変えるだけで子どもは伸びる

2019年02月03日

コラム

怒りにまかせて出る大人の言葉は「脅し」と同じ

●責めるような質問
「あなたは何ひとつまともにできないの?」

 こういうのは危険な質問で、何の成果も生まないうえ、間違いなく子どもの自尊心を傷つけてしまいます。問題を明らかにしてやるほうが効果的です。

<言い換えの例>
「今朝、カメにえさをやらなかったでしょう。お腹がぺこぺこみたいよ」

●優柔不断な質問
「いい考えね、そう思わない?」
「ちょっと言いたいことがあるんだけど、いいかな?」

 こういう質問をすると、親としてのきっぱりした態度が色あせてしまいます。

 この場合も、はっきりと言い切ったほうが説得力があるし、親の本心を子どもに伝えることができます。

<言い換えの例>
「それはいいわね」
「言いたいことがあるんだ」

 質問をする前に、なぜそれを聞こうとしているのか自問してみましょう。

 本当にその質問をする必要があるのか? 何か情報を得たいのか? はっきり言ったほうが効果的ではないのか?

 相手に聞く前にまず自分に問いかけるのが、いちばんよいのです。

「お行儀よくしないと、どこかに捨てちゃうわよ」

 親は本気ではないとしても、言われた子どもには、はたしてそれが理解できるでしょうか?

 最後通告は、お互いに話しあう余地も、対処する余裕も与えません。絶対的な力をふるおうとするあまり、親自身が身動きできなくなり、結論を子どもまかせにしてしまいます。子どもが「行儀よく」しなかったら、本当に捨ててしまうのですか?

 親の威厳が損なわれることよりもっと重大なのは、脅しを与えたせいで、親に捨てられるという恐怖を子どもに植えつけてしまうことです。

 怒りにまかせてそんな最後通告をするかわりに、少し時間をおいて冷静になり、それからあらためて子どもと向きあうようにしましょう。


<プロフィール>
バーバラ・コロローソ(Barbara Coloroso)

きわめてやさしくてシンプルでありながら、大切な子育ての方法を教えることで、国際的に高い評価を得ている講演家。フランシスコ会の修道女から転身、長年にわたって学校教師や大学講師を務め、3人の子どもたちを育て上げた経歴を持つ。これまで40 年近くにわたり第一線で活躍を続け、テレビやラジオの人気番組、子育てのワークショップやセミナーを通して多くの親や教師たちに、子どもと楽しく生きていくための知恵を提供している。本書はその経験の集大成で、全米でベストセラーとなり、子育てのための名著として読み継がれている。


 

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