「第29回関東選抜少年サッカー大会」はJFAトレセン茨城U-12ホワイトが初優勝を飾る!/決勝レポート
2019年03月07日
大会情報取材・写真・文●山本浩之

JFAトレセン茨城U-12ホワイトが初優勝!
「第29回関東選抜少年サッカー大会」が、3月2日(土)から3日(日)の2日間に渡り、茨城県ひたちなか市総合運動公園で開催された。
この大会は、関東8都県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、山梨県、茨城県、栃木県、群馬県)から選抜された16チームと、関東少年サッカー協会第4種委員会が推薦した8チーム(青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県、長野県、新潟県)の計24チームが参加し、45分間(15分間×3ピリオド制)の8人制により競われた。
決勝には、JFAトレセン茨城U-12ホワイト(茨城ホワイト)と埼玉県TC選抜(以下、埼玉TC)が進出した。各チーム20名の登録選手のうち、茨城ホワイトは14名が鹿島アントラーズの3つの下部組織に所属している。対して、埼玉TCは町クラブや少年団に所属している選手が17名と多く、そのうち4名がレジスタFCの選手となっている。Jリーグ下部組織からは、浦和レッドダイヤモンズジュニアが2名、大宮アルディージャジュニアが1名登録されている。
試合は雨が降り続く中、午後2時過ぎにキックオフとなった。第1ピリオド、茨城ホワイトはピッチの幅をうまく使い、空いたサイドからボールを前に運ぶシーンが見られた。一方の埼玉TCはドリブルやロングボールなどで縦に速いサッカーを見せ、幾度となくコーナーキックから茨城ホワイトのゴールに襲い掛かった。雨の影響を感じさせることのない、攻守の切り替えが速い試合となった。
第2ピリオドになってゲームは動いた。埼玉TCはボールを持っても出しどころに詰まり攻めきれずにいた。茨城ホワイトにしても同様で、中央から飛び込んでも埼玉TCの守りが厚くサイドから崩したいところだった。そんな状況の中で、茨城ホワイトはチャンスをものにする。フリーキックからのボールを17番・芝碧斗くんが合わせてゴールネットを揺らした。「予選リーグで似たような場面があったのですが、そこでは決めることができなかったので、次は決めたいと思っていました。いいクロスが来ました。キレイにゴールに入ったので、気持ち良かったです!」と芝くん。ジュニア年代の最後の公式戦で決めたゴールの感想を話してくれた。
最終の第3ピリオドを迎えると、先制し勢いに乗っていた茨城ホワイトは、立ち上がりからサイドのスペースを突いて攻めたてる。試合時間も残り8分を切りコートチェンジになると、左サイドを抜け出した15番・芹澤飛勇くんのクロスボールをニアサイドに走りこんできた13番・豊島夢希くんがゴールに押し込んで2-0とした。再びスコアを動かした茨城ホワイトは、その後も安定した守備で埼玉TCの反撃をしのぐと、やがて主審がタイムアップを告げる長い音の笛を吹いた。
閉会式は、雨の影響から競技場のエントランスで行われた。優勝した茨城ホワイト、準優勝の埼玉TC、3位の東京都U-12選抜パープル、同じく埼玉県選抜の選手たちが表彰を受けた。関東選抜少年サッカー大会は、平成2年に第1回大会が開催され、今年度で29回目を迎えた。新しい元号へと変わる次年度は、節目となる30回大会を迎える。その歴史の中には、プロへの夢を叶えた選手たちの名前も刻まれている。きっとそんな逸材が、平成最後の“関東選抜”にもいたことだろう。
■優勝 JFAトレセン茨城U-12ホワイト 久米卓士監督のコメント
1年間のトレセン活動の最後となる大会でしたが、これまでやってきたことの全てが出しきれました。このチームは粘り強く守備のできる選手が多かったのですが、新たに足元の技術の高い選手も加わって、全体的にまとまりの良いチームでしたね。最後まで諦めないで戦う姿勢を見せてくれました。

<ジュニサカMOM> JFAトレセン茨城U-12ホワイト 15番・芹澤飛勇くん
レフティの芹澤くんは運動量が豊富な選手で、攻守の両面でチームに貢献していました。「スピードのあるドリブルとパスが得意です。コーナーキックも自信があります。中学になってからも通用するように練習をがんばりたいです」とコメントしてくれました。久米監督は「左足のキックが素晴らしい子です。ジュニアユースでは、さらに成長した姿をみたいですね」と今後の活躍を楽しみにしていました。
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