「足が左利きの人は腸が歪みやすい」利き手・利き足が食生活にどう影響を与えるのか

2020年06月18日

フィジカル/メディカル

前回の『血液型で「食べるべきもの」が変わる!? 血液型と食との意外な関係とは』では血液型と食生活との関係を学びました。今回は自分の利き手・利き足が体にどう影響を与えるのか、そしてその影響が食生活にどう関係してくるのかを考えてみます。偏った体の使い方をしているとどうなるのか、反対になぜバランスよく体を使うことが良いとされているのでしょうか。逆の手足を使うことのメリットなどもみていきましょう。

『パーソナルフードトレーニング 10代スポーツ選手のための 最先端の栄養学に基づく新しい食事バイブル 』 より一部転載

文●三戸真理子 写真●ジュニサカ編集部


【前回】血液型で「食べるべきもの」が変わる!? 血液型と食との意外な関係とは


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使い方が偏ると内臓の位置や形も変わる ?

 人には必ず利き手・利き足があります。利き手ならペンを持って文字を書いたり、お箸やスプーンでご飯を食べたりする方。利き足なら、歩き出す時に最初に出る足、ジャンプする時に踏み切る足、ボールを蹴る時の蹴り足です。同じように、効き目や利き耳もあります。

 得意な方の手足は日常生活でも使用頻度が高まり、筋肉や神経回路が発達していきますが、逆の手足はあまり使われないため、発達が進みません。逆の手でうまく文字が書けないのは、発達が進んでいないからです。

 利き手・利き足は、スポーツをしているかどうかにかかわらず、すべての人が持っています。おそらく何も意識しなければ、利き手・利き足ばかりを使って生活しているので、利き手とは逆の手で軽いものを持つ、踏み出す足を逆側にしてみるなど、かんたんなところから逆の手足を使うことを意識してみると良いでしょう。特に手は脳の発達にも関わっており、両手を支える方が右脳と左脳をバランスよく使える傾向が強いため、両手をバランスよく使えるようになると良いでしょう。

足が左利きの人は腸が歪みやすい

 食事の面で影響が大きいのは、利き足です。特に左利きのサッカー選手は、著者が注視する対象です。

 例えば、左利きのサッカー選手が左サイドでずっと出場し続けていると、長い距離を飛ばすキックを何回も左足で蹴ることになります。左利きのサッカー選手は、左利きであること自体が武器になることが多いため、右利きの選手に比べ逆足のトレーニングが少なくなりがちで、体の歪みの傾向はより顕著です。そういったキックを続けることで、骨盤が歪み、体内で腸の位置が上にずれることがあります。腸が上にずれれば、胃で消化された食べ物が行き渡るまでに時間がかかり、食事の吸収効率が悪くなってしまいます。そうなれば食欲にも影響を与え、食事の量が減ってしまいます。

 また、陸上の幅跳び、三段跳び、ハードルの選手、バスケ選手なども、ジャンプの際にずっと左足で踏み切っていれば、同様の事態が起こります。左利きの選手は、左足で踏み切ることになり、左側の臓器が歪みやすくなります。

 体内の臓器はもともと左右非対称なので、それ自体は問題ありません。ですが、骨盤や姿勢の歪みによって、本来あるべき位置にない場合は、食生活に大きな影響を与える可能性があります。まずは整骨院や整形外科で、自分の骨や姿勢が歪んでいないか、確かめてみてください。その上で、右足もなるべく使うように心がけてください。


全文は『パーソナルフードトレーニング 10代スポーツ選手のための 最先端の栄養学に基づく新しい食事バイブル 』からご覧ください。


 

 

【商品名】『パーソナルフードトレーニング 10代スポーツ選手のための 最先端の栄養学に基づく新しい食事バイブル 』
【発行】株式会社カンゼン
2020年6月18日発売

“勝つカラダ”に変える、画期的な食事提案
血液タイプ、生活環境などからその子にもっとも適した
栄養のとり方がわかる!

長年、血液栄養の研究に携わり、
現在はプロアスリートの食事を支え続けるフードトレーナー みとまりの初の著書!

 

 

 

 

著者プロフィール
三戸真理子(みと・まりこ)
福岡県出身。学生時代よりスポーツ医学を学ぶ。 2008年よりドイツ、アメリカなどでパーソナル栄養学の現場修行、 および血液栄養の研究に携わる。2014年、フードトレーナーとして独立。小学生の娘をもつ。
プロフェッショナルのパフォーマンス向上に繋がる食事の提案を得意とし、栄養分析、エネルギー分析なども行いながら、
日本初の、遺伝子や血液タイプに合わせた食事の提案も行う。ポジティブで、パフォーマンス良く、健康であり続けるための食事を、予防医学の観点からアプローチしサポートしている。プロサッカー選手(Jリーグ所属)やオリンピック競技者、女優、モデル、経営者の方々へ、ライフスタイルに合わせたパーソナライズされた食生活を提案。その他、スポーツ関連企業のコンサルティング、お弁当やお菓子の商品開発のサポート及び監修も行う。


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