「ヴァンフォーレ甲府らしくやります」U-12監督が出す“色”。全国大会を経験した選手たちはどんな成長曲線を描くか【全日本U-12サッカー選手権コラム】

2026年01月01日

育成/環境

「もう最高の形ですよね」「みんなで取ったゴール」

 この決勝点を振り返る大橋監督は「もう最高の形ですよね。サイドから突破で、最初に決めてればよかったと思うんですけど、はい。でも本当にみんなで取ったゴールって感じですよね」と笑顔を見せた。

 その甲府は2節のFC琉球戦を3−2の乱打戦で勝ち切り、最終節のディアブロッサ高田との全勝対決に臨んだ。勝てばベスト16進出が確定。引き分けてともに勝ち点を7に積み上げた場合でも勝ち上がる可能性は高かったが、狙って引き分けられるほどサッカーは甘くない。そんな試合に対し大橋監督はセーフティーに入る選択をしている。

「攻撃的なチームだと分かっていたので、前半から点を取られると苦しい」

 そこで、守備意識を高めつつ「前で収めてくれたらいいなっていう狙いで、ちょっと大きい9番(寺島昂佑)を持ってきました」。この狙いがハマったのが開始6分の先制点の場面。11番秋山幸雅からのパスを受けた寺島がカウンターを沈め甲府が先制。

 しかし11分にはディアブロッサらしいパスワークで攻め込まれ、最後は8番の池上昊大のゴールで1−1に追いつき前半を終えた。この展開は大橋監督にとっては狙い通りだったとのこと。

「ゲームプランでは0−0でOKというか、引き分けで戻ってきたらいいな、っていう感じです。あわよくば1点。負けて戻ってこなければいいなっていう、そんな感じでした」

 1−1で折り返した後半開始時に大橋監督は6番の遠山漣斗と10番の石倉玄翔とを入れ、さらに初戦でも流れを変えた4番梶原輔を左サイドに移動させて勝負に出る。攻撃的な戦いにシフトしてディアブロッサに揺さぶりを掛けると、梶原のサイド攻撃からのマイナスクロスを石倉が押し込み、甲府が勝ち越し。さらに32分には寺島が追加点を決めた。

 38分に間接FKをディアブロッサ10番の吉井弥真人に押し込まれるが、その1分後の39分に寺島がハットトリック達成のチーム4点目を決めてディアブロッサを振り切り、4−2で勝利を決めた。

 グループリーグ3連勝でベスト16入りを決めた大橋監督は「楽しいですね(笑)」と笑顔を見せた。

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