守備について何から教えればいいの? スピードスターと言われる選手への対応法は?

2018年07月07日

育成を考える

良い攻撃は良い守備から始まります。ジュニア年代でも攻撃だけにフォーカスするのではなく守備にも重点を置いて、子どもたちに指導していく必要があります。守備についてまずは「何から教えればいいのか」。現役時代はヴィッセル神戸でプレーし、日本最高の守備マイスターと崇められる松田浩氏(現V・ファーレン長崎の育成部長)がサッカーの守り方を分かりやすく伝えていきます。

再構成●ジュニサカ編集部 著●松田浩 写真●佐藤博之、GettyImages

『詳しいことはわかりませんが、サッカーの守り方を教えてください』より一部転載


Q. 守備について何から教えればいいのかわかりません。


回答
まず守備で大事なことは「ボールを奪える」ことです。少なくともボールを奪おうとする意志を持つことです。最終的には状況や相手との力関係などから、奪えるときと奪えないときの判断ができるようになることが重要です。

守備はファーストディフェンダーの質によって決まる

 まず守備で大事なことは「ボールを奪える」ことです。少なくともボールを奪おうとする意志を持つことです。最終的には状況や相手との力関係などから、奪えるときと奪えないときの判断ができるようになることが重要です。

 それから2対3などに発展していくなかで、自分一人で奪えなくても、グループやチームで奪う方法を理解させます。「ボールを奪う」ことは攻撃に移るために不可欠な守備行動ですが、最終的には「ゴールを守ること」、つまり、失点しないことも守備の大きな目的の一つであることを年齢が上がるにつれて、大人のサッカーに至るまでに理解していくことが大切です。

 子どもの指導をされている場合ならば、まず「ボールを奪え!」「ボールを奪われたら奪い返せ!」という声掛けをして、子どもがどういう行動を取るかよく観察することが大事です。ボールを奪いに行き、多くのトライ&エラーを経験するなかで、指導者が適切なヒントを与えながら、ボールを奪うときの感覚を研ぎ澄ませていきます。

 私自身、この数年は育成年代の指導に携わってきましたが、やはり、ボールを奪いに行く姿勢を養っていかないといけないと強く感じます。当然、守備になったときにボールを奪い返せないと攻撃には移れないし、ゴールは奪えません。サッカーにおいてゴールを奪って勝利する、というもっとも大事なことを疎かにするわけにはいきません。

 そうした基本的なことを押さえた上で、ボールを組織で奪う方法を習得していけばいいのですが、高校生になっても大人になっても、サッカーの試合ではボール周辺の1対1の局面は頻繁にあるので、どこでも、どの国でも、ボールを奪うことが強くて巧い選手が重宝されるのは当然のことです。

 ピッチ上では誰もがファーストディフェンダーになるし、サッカーにおける守備はファーストディフェンダーの質によって決まってくると言って言い過ぎではありません。ボール際の攻防はあまり得意ではなく、常にセカンドディフェンダーにしかなれない選手では困るのです。

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