再び世界一になるために。進化を続ける大儀見優季選手が語る自分自身で目標を設定することの意味
2015年06月19日
サッカーエンタメ最前線現在カナダで開催されている女子ワールドカップ。なでしこジャパンは、グループリーグ3連勝で首位通過を決め、大会連覇に向け順調な戦いぶりを見せている。そのなかで主力として活躍を続けている大儀見優季選手。かつて彼女が著書で語った夢を実現するための極意に耳を傾けてみる。
(構成●編集部 写真●Getty Images)
『大儀見の流技 アスリートとして、女性として輝くために』より転載
目標を達成しようと努力するだけで人は成長する
目標を立てて、その目標を達成できたとき、私は喜びを感じる。その目標を達成しようと努力するだけで、人は成長することができる。
しかし、他人から与えられた目標を達成したときと、自分自身が定めた目標を達成したときとでは、その喜びの種類は少し違ってくるように感じる。
その目標が、自分が心から達成したいと思えるものでなければ、結局は自分の本当の喜びにはならないのではないだろうか。
私は、自分からやりたいといってサッカーを始めたわけではなかった。小学生のときになんとなく始めて、親に「やるからには高いレベルを目指せ」と言われたので、「それを目指さなくてはいけないんだ」という思いで必死にがんばっていたところがあった。
高いレベルを目指すために、「日本代表になりたい」「アメリカに行って、プロサッカー選手になりたい」という目標を立てたりもした。
しかし、今考えるとそれは、親から言われた「高いレベル」の中で、自分なりに考えた一番上を目標にしたにすぎなかったのだ。
私が一つひとつ目標を達成することで、親は喜んでくれた。親を喜ばせることが、自分の使命だと考えていたところも少しある。もちろん、サッカーは嫌いではなかったし、好きな気持ちはもちろんあった。ただ、サッカーを心の底から楽しめていなかった。
だから、正直に言うと、設定した目標を達成しても、心の底から「ハッピーだ!」とは思えていなかったのかもしれない。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 【AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024】U-17日本女子代表メンバー発表!2024.04.15
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!2024.04.11
- 「東北トレセンU-13」が開催!2024.04.10
- 【AFC U23アジアカップ カタール2024】U-23日本代表メンバー発表!2024.04.08
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.22
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.22
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.22
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.22
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.22
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
ADVERTORIAL
ジュニアサッカー大会『2024'DREAM CUPサマー大会in河口湖』参加チーム募集中!! |
人気記事ランキング
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 支援希望は年間400人。直面する厳しい実態と現役Jリーガーが広げる支援「日本では馴染みがなく想像しづらい」
- アンリと同じく”神童”ではなかったハリー・ケイン。世界屈指のストライカーが持つ「努力する才能」
- “早熟タイプ”はプライドの高さに注意? “晩熟タイプ”には他人との比較はNG!? 個々にフォーカスした指導を心がけよう!!
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!
- プロになることがゴールじゃないでしょ? 興國・内野智章監督のブレない理念
- 「2022ナショナルトレセンU-14 後期(中日本)」参加メンバー発表!
- 人口450万人の小国・クロアチアから“天才”が輩出され続ける理由
- フォームの意識だけではキックは改善しない。キックの名手たちの共通点とは【フィジカルのプレーモデル】
- 「2023ナショナルトレセンU-14 前期(東日本)」参加メンバー発表!