アルディージャの堅守を最後にこじ開け、バルセロナが2年ぶりに王座奪還 /決勝レポート
2016年08月28日
U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2016U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2016の準決勝と決勝が28日に行われ、FCバルセロナ(以下、バルセロナ)が2年ぶり3度目の優勝を果たした。

(文・松尾祐希 写真●ジュニサカ編集部)
午前中の準決勝で東京ヴェルディジュニアを破ったバルセロナは、同じく川崎フロンターレU-12をPK戦の末に下した大宮アルディージャジュニア(以下、アルディージャ)と対戦。今大会最多の23得点を奪っているバルセロナの攻撃力に対し、決勝まで無失点で勝ち上がってきたアルディージャがどのように挑むかが勝負のポイントとなった。
試合は立ち上がりからバルセロナのペース。トップチーム同様に両サイドバックが高い位置を取り続けながら、素早く攻守を切り替えることでボールの支配率を高めていった。しかし、セルジ・ミラ監督が「アルディージャは素晴らしいディフェンスの組織を用いてプレーしたので、(われわれは)攻撃するのが大変でした」と語るように、最終ラインと両サイドハーフの6人で守る大宮守備陣を前に数的優位の状況を作り出すことが出来ない。中盤でボールを奪ったとしても、相手の切り替えが早かったこともあり、効果的な攻撃を仕掛けられないまま前半を終えることとなった。
それでも、後半に修正してくるあたりはさすがバルセロナ。「グラウンドの使い方が上手くいっていなかった」という点を踏まえ、ハーフタイムに指揮官は「より広いところでプレーをすることで、ゴールに辿り着けるプレー」を選手たちに伝えた。すると、前半とは打って変わり、攻撃のテンポが大幅に改善。ピッチの幅を最大限に使うことで、余裕を持ってゴール前に侵入出来るようになった。さらに後半の給水タイム後にアルディージャが勝負を掛けたところを見逃さなかった点もバルセロナの強さ。これで試合の主導権を完全に掌握すると、44分に9番・チャビエル・プラナスが値千金の決勝ゴールを奪って勝負を決めた。
一方、敗れたアルディージャは守備面で互角以上の勝負を演じ、最後までバルセロナを苦しめた。その証拠に試合後の表彰式ではアルディージャの健闘を讃え、バルセロナの選手たちは表彰台に向かうアルディージャの選手たちに対して花道を作った。

「本当に頑張ってくれたし、僕自身も本当に良いゲームを見せてもらった」と大宮アルディージャ・森田浩史監督。
今回のワールドチャレンジ決勝の舞台でバルセロナと真剣勝負を演じたアルディージャジュニア。この経験は、これからどのように生かされるのか。彼らの今後に注目したい。
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