「サッカーは私の情熱」。20年間トップレベルで活躍し続けた元アルゼンチン代表ハビエル・サネッティ氏が語る“成功の秘訣”
2017年02月14日
インタビュー2月11日(土)、インテルアカデミー・ジャパン府中校オープンとユースチームの創設を祝して行われた「インテルフェスタ2017」に特別ゲストとして登場したのは、元アルゼンチン代表で現インテル副会長のハビエル・サネッティ氏。キャリアのほとんどインテルで過ごしたレジェンドは、どのような少年時代を過ごしプロまで上り詰めたのか。
取材・文●舩木渉 写真●Getty Images、ジュニサカ編集部

「プロになるまでは父の大工の仕事を手伝っていた」
――最初にサネッティさんがサッカーを始めたきっかけを教えてください。
3歳の時、アルゼンチンの地元のクラブでサッカーを始めました。母から最初にもらったプレゼントがサッカーボールだったんです。成長するにつれてサッカーが好きという気持ちが強くなっていって、「将来的にこれをやりたい」というものになりました。
――子どもの時はどんな選手だったのでしょうか。
とにかくいつも走っていましたね。守るのも攻めるのも好きでした。子どもというのはポジションよりボールを持ちたいというのがあるので、どこが好きだったというのは特になかったですが、とにかくサッカーをするのが好きでした。
――プロ選手として多くの人々に知られているハビエル・サネッティにつながるスタイルは、子どもの時から培われたものだったんですね。
それが私のサッカーを表現するスタイルでしたし、チームのために貢献する方法でもありましたね。
――プロ選手を目指し始めたのはいつ頃でしたか?
14歳か15歳のときに初めて地元のチームのセレクションに受かって、そこから自分のプロへの道がスタートしました。プロになるまでは父の大工の仕事を手伝って、空き時間にサッカーをやっていました。その後プロのチームに入ってからはサッカーに集中するようになって、もちろん勉強もしました。こういった経験からとても大切な価値を得られましたし、いろいろなところで役立ってきました。
――13歳で名門インデペンディエンテの育成組織を退団しなければならなかったエピソードはよく知られています。キャリアを通じて数々の挫折を経験されていると思いますが、サッカーをやめようと考えたことはありますか?
もちろん苦しい時期もありましたが、それでもサッカーへの情熱が消えることはなく、それが今まで続いています。そういった経験をしながらアルゼンチンのクラブでプレーすることができ、その後インテルへの道が開けていきました。

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