「学習がなによりも大事なことである」学ぶ姿勢を維持するためには何が必要?【サッカービギナーコーチ養成講座】
2017年05月18日
サッカー練習メニューサッカー経験がなくとも、自身の子どもがサッカーをプレーしていれば「コーチ不足」で突然チームのコーチを任されるというお父さんも少なくないのではないでしょうか。今回は、指導者としてのステップアップに必要なことを紹介します。
監修●平野淳(ファンルーツ) 再構成●ジュニサカ編集部 写真●ジュニサカ編集部
『ジュニアサッカーバイブル5 小・中学生のサッカーチームをつくろう!基礎からわかる!コーチ養成講座』より一部転載
指導者としてステップアップを図るために必要なこととは
「Learning is the most important aspect from all !」
以前ヨーロッパサッカー連盟公認A級コーチングコースに参加をした際、コースでチューター(講師)が開校式の挨拶をするなり口にした言葉です。
「学習がなによりも大事なことである」という意味だと解釈しています。経験が浅いうちは、やることなすことすべてが新鮮なので、学ぶ意欲に掻き立てられていますが、時が経つにつれ、いろいろな成果を達成することで、そのような意欲を失ってしまいがちです。しかし、どのような状況においても学ぶ姿勢を維持することは、成長する上で非常に重要なことではないでしょうか。
「学ぶ姿勢を維持するためにはどうしたらよいか?」と尋ねたところ、このような答えをもらい ました。「常に自分の中で『ピクチャー』を描くことが大切。しかも大きなピクチャーをね。ピクチャーが明確になればなるほど、『何を目指しているのか』『いま何をしなくてはならないのか』ということも明確になり、常に謙虚に学ぶ姿勢を維持することができるのだと思う。そして、そのピクチャーを常に振り返り、時には更新していく勇気も必要なんだよ」
彼はしきりに「ピクチャー」と表現をしていましたが、これを私は、「夢」という表現に置き換えます。自分がこうなりたい!という夢を描くことができれば、どんな問題が起こっても、栄光をつかんでも、いまの自分の位置を把握できるものです。つまり、自分自身の「軸」ができるのです。そのような大人を見た子どもたちはどう感じるでしょうか。きっと、子どもたちの憧れの存在になるに違いありません。夢を持つことで、向上心を芽生えさせて、指導者としてのステップアップを図っていきましょう。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- U-15日本代表、クロアチア遠征メンバーを発表!2024.05.03
- 【AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024】U-17日本女子代表メンバー発表!2024.04.15
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!2024.04.11
- 「東北トレセンU-13」が開催!2024.04.10
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.22
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.22
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.22
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.22
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.22
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
ADVERTORIAL
ジュニアサッカー大会『2024'DREAM CUPサマー大会in河口湖』参加チーム募集中!! |
人気記事ランキング
- “早熟タイプ”はプライドの高さに注意? “晩熟タイプ”には他人との比較はNG!? 個々にフォーカスした指導を心がけよう!!
- ストップ動作、反転動作に使う筋肉を鍛える!/【サッカー専用】小学生のための体幹トレ
- 栄養も食事量も“バランス良く”/小学校1・2年生向けの一日の食事例
- 「2023ナショナルトレセンU-14 (後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 人口450万人の小国・クロアチアから“天才”が輩出され続ける理由
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 支援希望は年間400人。直面する厳しい実態と現役Jリーガーが広げる支援「日本では馴染みがなく想像しづらい」
- アンリと同じく”神童”ではなかったハリー・ケイン。世界屈指のストライカーが持つ「努力する才能」
- 「2022ナショナルトレセンU-14 後期(中日本)」参加メンバー発表!
- U-15日本代表、クロアチア遠征メンバーを発表!