子育てで“イライラ”しないために心がけたい「自分への問いかけ」
2016年06月08日
コラム自分への問いかけで本当の気持ちが見えてくる
また、質問は理想の行動を起こすきっかけ作りにも使うことができます。たとえば、僕も親になったとき、子どもとどんな関わり合い方をしていきたいかという自分の理想を明確にするために、自分に質問をしたことがありました。
「子どもとどんな関わりを持てたらベストだろう?」
「どんな言葉をかけてあげたらいいだろう?」そんなことを自分に問いかけてみたのです。
「どんな関わりを持てたらベストだろう?」という質問の答えは、「娘と対等な関係を築く」でした。「どんな言葉をかけてあげたらいいだろう?」の答えは、最初は自分で考え、娘が話せるようになってからは、「どんな言葉が良くない言葉だと思う?」「どんな言葉を言われたら嬉しい?」と質問して、一緒に答えを見つけていきました。娘は、「頭いいね!」「天才だね!」と言うととても喜ぶ子だったので、意識してそれらの言葉を使うことで娘も僕も笑顔になることがたびたびありました。
自分がどんな子育てをしたいのかが明確に見えてくると、人はそのときどきの感情に左右されることが少なくなります。だからこそ、最初に「こうありたい」と決めることはとても大切なことだと感じています。
自分自身に問いかけることは、自分の本当の気持ちに気づき、自分の理想のあり方を知る大切な機会になります。
プロフィール
著者:
マツダミヒロ
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。質問家。「魔法の質問」主宰。カウンセリングやコーチング理論をベースに、自分自身と人に日々問いかけるプロセスを集約し、独自のメソッドを開発。参加2004年より日刊メルマガ「魔法の質問」を開始。著書にも『起きてから寝るまでの魔法の質問』(サンマーク出版)などがある。
【商品名】“質問”に答えるだけでイライラがニコニコに変わる! 魔法の子育てしつもんBOOK
【発行】株式会社カンゼン
【著者】マツダミヒロ
⇒本書で紹介する効果的な質問を使って「子どもに対して常にイライラしてしまう…」という多くのお母さんが抱える子育ての悩みを一緒に解決します。コミュニケーションの取り方をきちんと意識したり、自分の本当の気持ちと向き合うことができるようになると、こうした悩みは一気に解決できるようになります!
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