コラム

「コミュニケーションをとれ」だけではコミュニケーションが足りない。ミーティングの“質”を高めるための実践法

2016年12月16日

指導現場でよく目にするチームでミーティングをしている風景。指導者が選手たちを集めても子どもたちからの意見がなかなか出てこない場合があるのが現実のようです。そこで大人が「コミュニケーションをとれ」とただ投げやりになるだけでなく、具体的に子どもたちがコミュニケーションを取れるようになるための方法と実践例を『「個」を生かすチームビルディング チームスポーツの組織力を100倍高める勝利のメソッド』より、一部抜粋して紹介します。

(文●福富信也 イラスト●原田弘和)

『「個」を生かすチームビルディング チームスポーツの組織力を100倍高める勝利のメソッド』より一部抜粋


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日常生活からコミュニケーションの量と質を高めていく

 サッカーに限らず、バスケットボール、バレーボール、野球などチームで行う競技では、とても頻繁に「コミュニケーション」という言葉を耳にします。では一体、コミュニケーションとは何でしょうか?

 辞書で調べると「情報交換」「意志疎通」「心の通じ合い」といった言葉で記されています。つまりコミュニケーションとは、相手に伝わることが重要なのです。以前、私の授業のレポートで、「コミュニケーションとは、受け手が意味をつくりだすもの」と言うフレーズを書いてくれた学生がいました。まさにその通りだと思います。

「チーム内のコミュニケーションを向上させたい」という相談はよく耳にしますが、そのためには「量」と「質」に分けて考えてみるといいでしょう。コミュニケーション量が増えると、チーム内に活気が出てムードが良くなります。それだけでなく、会話が弾めばお互いをより深く知ることにもつながります。

 想像してみて下さい。試合中に監督からとにかくたくさんの情報を与えられたとします。相手チームの特徴、1人1人のクセ、自分たちのチームの今までの攻撃パターンや失点パターン。情報はとても有用ですが、ではいざ試合になった時に何を優先すべきかがわからない。「まずはココ」というポイントが絞れないままに伝えられた情報は、プラスに働くばかりではなく、時にマイナスに転じることもあるのではないでしょうか。

 勝利のために、さらにはより良いパフォーマンスを発揮するために、必要なことを、シンプルに、正しい優先順位で、誤解なく伝えることが求められます。それがコミュニケーションの「質」の部分です。

 とにかく「コミュニケーションをとれ」と言うスポーツ指導者はとても多いと思いますが、では具体的に何をどうすればいいかのわからない、というのが本音ではないでしょうか。

 そこでこの章では、良いチームづくりのために不可欠なコミュニケーションの向上をテーマに「量」と「質」に分けて考えていきましょう。

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