サッカーをしている子どもも参考にしたい! 点取り屋チチャリートの”オフ・ザ・ボール”の動き出し

2017年07月07日

サッカーエンタメ最前線

チチャリートの愛称でお馴染みのメキシコ代表、ハビエル・エルナンデス(レヴァークーゼン)。昨シーズン、低迷するチームのなか、チームでただ一人、2ケタ得点をマークするなど孤軍奮闘しました。今回は、チチャリートが得点を奪える秘密”オフ・ザ・ボール”の動き出しを紹介したいと思います。

文●中澤捺生/ジュニサカ編集部 写真●Getty Images

    


LEVERKUSEN, GERMANY - JANUARY 22: Javier Hernandez Chicharito of Leverkusen in action during the Bundesliga match between Bayer 04 Leverkusen and Hertha BSC at BayArena on January 22, 2017 in Leverkusen, Germany. (Photo by TF-Images/Getty Images)

参考にしたいチチャリートの「オフ・ザ・ボール」の動き

 典型的な「点取り屋」であると言われているチチャリート。2010年にメキシコのクラブ、グアダラハラからプレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドに移籍し3シーズンで50ゴールをマーク。世界に知れ渡るストライカーにまで成長しました。

 しかし、マンチェスター・ユナイテッドに在籍していたころは常にスタメンで出場していたわけではなくベルバトフやウェルベック、アーセナルから移籍してきたファン・ペルシーらとの激しい競争から定位置を奪うことは出来ず途中から出場する”ジョーカー”としての役割が多い選手でした。

 それでもチチャリートは短い時間でチャンスをものにし、決定的な仕事をします。マンチェスターユナイテッドを退団しドイツのレヴァークーゼンに移籍してもその得点力は健在で加入1年目のリーグ戦で17ゴール、翌年は11ゴールを挙げるなどチームに欠かせない存在になっています。

 身長175㎝とサッカー選手のFWのなかでは決して大柄ではないではないチチャリートがなぜ得点を奪うことが出来るのでしょうか。

 それはボールを持っていないときの”オフ・ザ・ボール”に秘密があります。

 2013年にブラジルで行われたコンフェデレーションズ杯。日本代表を3連敗に陥れた2ゴールはチチャリートの”オフ・ザ・ボール”の動き出しが良かったからこそ生まれたゴールでした。

≪『FIFAコンフェデレーションズカップ2013』 日本代表戦で決めたチチャリートの2ゴール≫

 日本代表との試合で奪ったチチャリートの1点目はクロスに対してDFの間のスペースににダッシュで入り込み上手くヘディングで合わせました。クロスを受けるFW選手はボールホルダーを見がちですが、まずは、空いているスペースを見つけることを意識し、中央で待っているだけではなくペナルティーエリアからスペースに走り込むとより得点に近づくのではないでしょうか。

 2点目は「スッ」と後ろにステップを踏み、上手くマークを外して相手の前に入り込んでヘディングシュートを放ちました。このようにチチャリートは得点を奪うために”オフ・ザ・ボール”の動き出しを工夫しています。

 ”オフ・ザ・ボール”の動きはサイドやコーナーキックのセンタリングに合わせるというシーンだけではなく、裏のスペースへの飛び出しなどにも応用することが可能です。だからこそ、チチャリートの”オフ・ザ・ボール”の動きを参考にすれば得点率は上がってくると思います。

≪チチャリートの”オフ・ザ・ボール”の動き出し≫

 

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