ブラジル代表・ウィリアンが語る、FKで点を決めるための極意とは!?

2017年10月12日

サッカーエンタメ最前線

日本代表は、来月10日にブラジル代表と対戦します。スター選手が多数いるブラジル代表の中で、ハードワークでチームを支えているウィリアンは、FKでのゴールがとても多い選手です。チェルシーでもFKを任せられることが多いウィリアンは、何を意識してFKを蹴っているのでしょうか。

文●前田快/ジュニサカ編集部 写真●Getty Images


Chelsea FC v Qarabag FK - UEFA Champions League

 ウィリアンは、卓越したスキルを持ち、ドリブルやパスで攻撃陣をけん引するだけではなく、献身的に動き回りチームに貢献しています。ドリブルでは、足元の技術だけではなく、緩急や周りの味方のおとりの動きを利用しています。ウィリアンは、相手を抜いてから次のプレーまでの動きが速いのも特徴のひとつです。

 また、周りを見て逆サイドのスペースを見つけたら大きく展開するパスを出したり、ディフェンスの裏をつくスルーパスであったりと、多彩なパスを出すこともできます。

 攻められているときは、自陣深くまで戻って守備に参加し、決して守備を怠ることはありません。サイドでウィリアンのように上下運動を試合を通じておこなってくれる選手は、チームにとってもすごく大きいでしょう。

≪ウィリアンのゴール集≫
 

 ウィリアンを語る上で忘れてはならないは『FK』でしょう。動画を見てもらうとわかるとおり、ウィリアンはFKでのゴールがとても多い選手です。ウィリアンの蹴るFKは、カーブがかかりながらも、スピードが落ちないという特徴があります。カーブの曲がりだけではなく、スピードも重視しているのです。

 では、ウィリアンのようにカーブをかけながらもスピードのあるボールを蹴るためにはどのようなことを意識すればいいのでしょうか。

 イギリスのサッカー誌『FourFourTwo』の公式YOUTUBEチャンネルではウィリアンが実際にフリーキックを蹴りながら、キックのポイントなどを解説しています。

 「3〜4本助走をとり、キーパーの位置を確認する。そして、集中する。もし、キーパーがゴール中央に立っているのなら、壁の外からカーブをかけて蹴る。」また、「フリーキックはパワーかそれとも正確性が重要なのか」という質問に対して、「パワーの方が少し重要かもしれないが、基本的には両方とも大事になってくる。」と答えています。

 普段の練習において、自分の蹴りやすい助走の距離をみつけ、それを何度も繰り返して体に染み込ませることが良いFKを蹴るために必要なことなのです。

 そして、最後にウィリアンは足のインフロントの位置に力を込めてミートしているとコメントしています。日頃から、どの位置でボールを蹴るかを意識していることがわかります。

 ジュニア世代の子どもたちも、1本1本集中して、足のどの部分にボールが当たっているのかを意識しながらボールを蹴ることが重要なのです。そして、緊張する試合の場面でも普段通りに蹴ることができるように、自分の蹴りやすい距離をみつけ、反復練習を怠らないようにしましょう。
 

 

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