DFに求められる”キックの種類”と”状況判断”。フンメルスが見せるボールを奪ってからのCBの役割とは

2018年02月01日

サッカーエンタメ最前線

「DFの仕事は何か?」と聞かれたら、まずは守備を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。もちろん、相手に得点を与えないために体を張った守備をすることはDFの主な仕事です。しかし、DFが守備でボールを奪ってからは、一人のフィールドプレーヤーとしてゲームの組み立てに加わることが求められます。今回は、ボールを奪ってからのDFの役割について、バイエルン・ミュンヘンに所属するドイツ代表DFフンメルスのプレーを参考にして考えてみましょう。

文●前田快/ジュニサカ編集部 写真●Getty Images


Bayern Muenchen v Celtic FC - UEFA Champions League

 DFの一番の仕事は相手に得点を与えないことです。そして、失点を防ぐためにDFは体を張って守備をして、相手からボールを奪います。

 しかし、守備をすることだけがDFに求められる仕事ではありません。相手からボールを奪ったり、味方からのパスを受けたときは、MFやFWと同じようにパスでゲームの組み立てに貢献することが求められます。

 では、DFにはどのようなパスの技術、キックの種類が求められるのでしょうか。そして、良いパスを供給するためには、ボールを持ったときに何を意識すればいいのでしょうか。

 バイエルン・ミュンヘンに所属しているドイツ代表DFフンメルスは、世界中のDFの中で最もパスがうまい選手です。フンメルスは、最終ラインから様々な種類のパスを出しています。

 まず、フンメルスの大きな特徴は、鋭いグラウンダーのパスです。CBからのパスは、サイドバックやボランチへの短いパスが多いですが、MFを経由せずに直接FWにパスを出すことで、攻撃のリズムを変えることができます。攻撃のスイッチを入れるという意味でも、このFWへのくさびのパスは重要です。

 フンメルスは、サイドに大きく展開するパスも得意としています。通常CBは、横のDFにパスをして攻撃をするサイドを少しずつ変えていきますが、フンメルスは1本の大きなサイドチェンジのパスを蹴ることができます。そうすることで、相手の陣形が整う前に攻撃を始めることができます。

 そして、フンメルスは相手DFラインの背後へのロングパスも得意としています。この裏へのロングパスは、得点に直結しやすいいですが、キックの精度はもちろん、味方FWとのタイミングが合わないとすぐに相手ボールになってしまうため、とても難しいキックなのです。

 このようにフンメルスは、グラウンダーのくさびのパス、大きくサイドチェンジをするパス、そして、裏へのパスと様々な種類のパスを蹴ることができます。ただ、フンメルスの注目するべきなのは、どこでどのようなパスをするのかという判断が優れているという点です。

 DFはゴールに近いポジションであるため、パスミスは絶対に許されません。そのため、フンメルスは常に上で挙げたようなリスクの高いパスを蹴り続けているわけではありません。常にそういったパスが出せないかどうかの判断をしながら、自分の蹴るパスを選択しているのです。また、広い視野を確保するために、体を開いた状態でボールを受けることができるようなポジショニングも意識しています。

 パスの技術を磨くのはもちろんですが、そういった状況判断の能力を養っていないとCBは務まらないことがわかります。DFとしてキックの技術を磨くだけではなく、裏へのロングパスなのかFWにくさびのパスを入れるのか、どの種類のキックをどの場面で選択するのかの状況判断をする力を養うことが求められます。

 ぜひジュニア世代の子どもたちは、CBとして求められるキックの種類やそれに付随する状況判断の能力を磨くことを心がけて、練習をしてみましょう。

≪フンメルスのプレー集≫

 

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