チーム動画紹介第21回「宇津木サッカークラブ」
2007年07月16日
未分類今回お邪魔したのは、東京都八王子市で宇津木台小学校を本拠地に活動している宇津木サッカークラブ(以下宇津木SC)。会長兼学年ヘッドコーチである渡辺潔さんにお話をお伺いしました。
会長の渡辺潔さん
「宇津木SC」ってどんなクラブ?
宇津木SCの基本方針は、地域根ざして中学生・高校生・大人になってもサッカーを楽しめる人を育てることです。宇津木SCでは20年間以上変わらずに今でもこの方針を引き継いでいっています。
ここを卒業し、横浜F・マリノスやFC東京のユースに入る子もいますが、うちのクラブは上を目指す子も、そうでない子も別け隔てなく全員サッカーを楽しみ、楽しめる技術をつけることを目指し保護者・コーチが協力してクラブ運営しているクラブです。
最近の悩み
悩みはグランドの確保ですね。宇津木台小学校グランドの使用は宇津木SCだけでなく、野球やソフトボールなど他の競技も使用するのでグランドが使用できない場合も多々あります。そこで、宇津木SCでは、練習 試合を頻繁に組んでいます。1~4年生は年100試合、5・6年ともなると年150試合を行っています。
試合のために埼玉県、山梨県に出向くこともあります。そのため、遠征での保護者への金銭面での負担になっていることも悩みです。
チーム作りで大切なこと
人には個人差というものがありますし、比べてしまえば、サッカーが上手な子、逆に上手にできない子がいると思います。だからといって、練習中でも試合中でも、上手な子が上手にできない子に対して苛立って怒るのではなく、相手が改善するためには、一体どうしたらいいのか?といったことを子供達が考え、相手に意見を出すことを大切にしています。ですから、宇津木SCでは上手な子がそうでない子に対してどうすれば上手になるかを教えさせ、引っ張っていくように指導しています。
また、上手にできない子も、自信さえ付けば成長していくと考えています。ですから、上手にできない子も試合で活躍し、そこから成長できるように、練習方法、試合のメンバー、ポジションなどを各学年コーチが創意工夫して、全員がサッカーを楽しめるようなチームを作りをすることをいつも念頭において指導しています。
編集部コメント
今回、宇津木SCさんにお邪魔して感じたことは、コーチの皆さんがとても練習メニューを工夫していることです。ドリブルの練習中も顔を上げて周りを見ることを習慣付けるためにドリブル中に正面の人とジャンケンをしたり、用具を購入して新たにラダートレーニングを積極的を行っていたりと見ていて随所に工夫が見られました。そして、ドリブル練習では、子供たちの表情にも笑顔が見られ、楽しみながら技術を習得できる練習方法になっていて、ラダートーレーニングは少しきつそうでしたが、コーチが近くで「上手いぞ、いいぞ」、「頑張れ!もう少し」などずっと声を掛け、それで最後まで子供たちもそれに答えるように頑張っていました。
コーチの練習への工夫がたくさんの子供たちの笑顔や頑張りを生み、子供たちがサッカーを生涯やろうと思うきっかけになって欲しいと願います。創造性あふれる練習メニューが印象的な宇津木サッカークラブさんでした。
(ジュニサカ編集部)
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