チーム動画紹介第49回「古河サッカースポーツ少年団」
2008年03月18日
未分類40年の伝統、古河代表チーム
今回お邪魔したのは栃木県と埼玉県に隣接する茨城県の最西端、古河市で活動する古河サッカースポーツ少年団(古河SS)4、5年生チーム。U-12監督、秋庭さんにお話を伺いました。
「古河SS」ってどんなチームですか?
昭和42年にチームが創設。古河市内にある古河一小から七小までのサッカー少年団から選抜されて集まった選手をもとに、古河の代表チームとして成り立ちました。現在のトレセン活動に似た形式を、約40年前から行っていました。こうした活動を通じて、実際に、古河SSが全日本少年サッカー大会で準優勝(第5回大会)したり、地元の古河一中(第2、3、5、7、9回大会)や古河一高(第57、59回大会)が全国制覇したりと、古河のサッカーに素晴らしい功績を残してきました。
多いときには1学年に400人も選手が集まったこともありましたが、今の5年生(新6年生)は7つの小学校を合わして70人弱の人数しかいない中、そこから20名ほどがこのチームに所属しています。それでも伝統をうまく踏襲しながら選手の育成を図っています。
どうして古河のサッカーはそこまで強かったのでしょうか?
古河のサッカースタイルは“キック&ラッシュ”として知られることも多いのですが、相手に負けない不屈の精神で、チームを創設以来支え続けた故・武井先生の存在が非常に大きいと思います。トレセン制度が普及する以前から選抜チームを作り上げ、子どもたちのためにサッカー育成に力を注いできました。また、他県との交流をすること、つまり試合などの経験をすることで、個々のレベルを強化していきました。埼玉県や千葉県の強豪チームと練習試合を行ったりしてですね。そうして“キック&ラッシュ”という古河のサッカースタイルが生まれましたから。
現在はその伝統的な地盤を継承し、細かい技術が必要とされる現代サッカーと融合しながら、子どもたちのサッカー育成を図ろうと考えています。
新6年生の子どもたちにチームで教えることは何ですか?
状況判断力を養うことですね。ひとつの目標に「全日本少年サッカー大会」があります。だから、試合で必要とされる能力を重視して実践的トレーニングを行っています。
例えば、ボールを受けるときに“見る”“考える”“行動する”という一連の動きをどれだけ実戦的にして、それを感覚的につかめるかが大切だと思いますね。ゲームですとよりハイスピーディーなプレッシャーの中で戦わなければならないので、選手たちにその感覚をしっかりと身につけてもらうようにしたいです。
選抜チームとトレセンとの兼ね合いで難しいことが出てくるのではないですか?
そうですね。賛否両論があるかもしれないですが、私たちの地域で今もこうした活動が続けられるのは古河サッカースポーツ少年団の団長はじめ役員の方々と、地元の小学校関係者、指導者、保護者の方々など地域の多くの人々の協力と信頼があってからこそ成り立っています。小学生年代で勝負にこだわらなくてもという声はありますが、試合で勝つ喜び、負けて得るものを子どもたちに教えることも個人の成長につながると思います。そして、武井先生が築いた伝統を受け継ぎ、地域密着してサッカーの育成に励んでいければと考えています。
編集部コメント
昨年の全日本少年サッカー大会茨城県大会決勝では、本大会準優勝の鹿島アントラーズジュニアに2-3で惜しくも敗れた古河SS。
古河の代表チームとして40年以上の歴史を誇るチームです。他にも静岡県や埼玉県、千葉県などのように、かねてよりこうした選抜チームを築いて、地域全体でサッカーの育成を図ってきたチームはいくつかあります。いわば日本のジュニアサッカーを支えてきた先駆地域です。今後もそういった活動を続けていくには、その信頼関係をどれほど築けるかに委ねられます。子どもの夢を育てていく意味で、古河SSのような“育つ”環境づくりも欠かせない存在になってくるでしょう。
今年の全少の茨城県大会は、是非注目してみたいと思います。
(ジュニサカ編集部)
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