コーチが厳しく休ませてもらえず、前向きに取り組めない

2012年03月21日

メンタル

池上正さんが子どもに対する悩みや、保護者・コーチの子どもを取り巻く大人に関する疑問や悩みに答えるこのコーナー。今回のお悩みは「コーチが厳しく休ませてもらえず、前向きに取り組めない」です。

◎自宅(ピッチ外での子育ての悩み)

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(質問者:高校生女子の保護者)

今、高校の部活で女子サッカーをやっている娘がいる者です。サッカーは楽しいらしいのですが、コーチが厳しいらしく、気持ち悪いなどと言って練習を休もうとします。なら、サッカーやめれば?などと言うと「部活だからやめにくい」と、やめた後の学校生活を考えているようです。仲間は楽しく練習が始まる前は楽しいらしいのですが、練習が始まると吐き気や頭痛に襲われるそうです。また、練習はとても厳しく怪我ばかりをしていて、あまり休ませてくれません。治るまで休ませてくれずに復帰してまた怪我をしてしまうという悪循環を繰り返しているようです。サッカーを楽しくやらせてあげたいのですが、どうすればよいでしょうか?

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着地点は「どうしたら前向きに取り組めるか」
気持ちを聞いて打開策を話し合いましょう

 本人が「続けたい」と言っている限り、基本的にはこのまま見守るしかないと思います。ただし、せっかく続けるのであれば前向きにがんばってほしいということは、親として娘さんに伝えたい。「どうせやるなら楽しくできないと時間がもったいないよね」などと話してみてください。練習前に吐き気や頭痛を繰り返すのは、指導者やチームのありように対する子どもなりの拒絶反応。では、もっと気持ちよく取り組めるのはどうしたらいいかということを、親子で話し合いませんか?

 娘さんは、部活をやめたら学校に行きづらいと考えているようですね。おそらくその中心にあるのは、友達関係かと思います。けれど、部活をやめることと友人関係を損なうことは本来関係ないことです。そういったことを話し、他に街のクラブチームなどサッカーを続けられる環境はないか探ってみるのもひとつの選択肢かもしれません。

 子どもの怪我に鈍感で勝利を追求するあまり選手をつぶす指導者は、女子だけでなく男子の世界にも少なくないようです。ただ、娘さんにとって厳しい問いかけになりますが、このチームを選んだことについて改めて考えなくてはいけません。

 重要なのは、きちんと時間をかけて本人の気持ちを聞いてあげること。娘さんの気持ちを一番に考えながら、親としての意見を言ってあげてください。現状への不満を吐き出して終わるのではなく「どうしたら前向きにサッカーを楽しめるのか」そこを着地点として、親子で現実に向き合ってみることです。いったんやめてまた次のステージ、大学で続けるなどやり方はあります。苦しい時間ですが、ここを乗り越えることは娘さんの成長にもつながる。親御さんはそんなふうにとらえてわが子と向き合ってください。

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