世界最高のプレーヤー メッシのジュニア時代

2013年03月27日

サッカーエンタメ最前線

驚愕なプレーを魅せたサッカーデビュー

家族は六人家族だった。ホルへとセリア、そしてロドリゴ、マティアス、リオネル、マリ・ソルの四人の子どもたち。そのなかでリオネルはとても内気な子どもだった。いつもほんの少ししか話さなかったけれど、サッカーがリオネルの生きがいであった。

メッシは兄二人(ロドリゴとマティアス)が持っていたボールにすぐに興味を示し、すぐにサッカーに夢中になったという。兄二人もいい選手になれる素質を備えていたが、他の多くの子どもたち同様、志半ばで脱落した。一番上の兄ロドリゴは、ニューウェルス・オールドボーイズの下部組織に所属し、マティアスはグランドリに所属していた。メッシはこの二つのチームで、きらめきを放ったのだ。

父のホルヘは当時を振り返り「ある日、グランドリのアパリシオ監督が、自分のチームに選手が一人足りないから、お宅のお孫さんを貸してくれないか? と私の義母に言ったんです。義母は孫にケガをさせてしまうのではないか、と戸惑ったようですが、最終的に了承し、メッシをサッカーに行かせたのです。それがすべての始まりでした」と語った。
その日、リオネルは皆を驚愕させるプレーを見せたという。メッシはまだボールのように小さい体をしていたが、その日から彼がサッカーをしない日はなかった。

メッシは、祖母にとりわけなついていた。現在、彼がゴールを決めると、空を見上げて人差し指を高く天に掲げるゴールパフォーマンスを見せるのは、祖母と母セリアを思ってのことである。

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