全少優勝経験者、カレン・ロバート選手が語る少年時代
2013年06月20日
インタビュー全少出場。当時を振り返って……
――なるほど。それでは、全日本少年サッカー選手権大会を思い出してください。千葉県大会の決勝の様子を覚えていますか?
決勝の対戦相手は、柏イーグルス(イーグルス・ユナイテッドSC、現柏レイソル アライアンス アカデミー)。最大のライバルチームでした。いい選手が揃っていて、試合では負けたこともありました。スコアまでは覚えていませんが、余裕で優勝を決めたわけではありません。もしかしたら、先制された試合だったかもしれません。ただ、Jクラブである柏レイソルにとって、千葉県代表は使命という雰囲気がありましたので、プレッシャーを抱えていたことは覚えています。優勝したときは喜びよりもホッとした気持ちのほうが強かったものです。
――そして、たどり着いた全国大会。よみうりランド・サッカー場に舞台は移ります。
いざ開会式になって、日本各地から集まったチームを見渡してみると、レイソルも特別な存在ではなく、たくさんあるチームのひとつに過ぎないのだなと感じました。でも、予選リーグを通過して決勝トーナメントまで勝ち上がっていくにつれて「レイソルは強いのかもしれない!」という薄っすらとした手応えを掴むことができました。まさに腕試しの場でした。
――大会期間は、およそ1週間に渡りますが、そのあいだ、仲間と寝食を共にするわけですね。
各チームに、担当の世話役の方がひとり付いて面倒をみてくれました。スケジュール管理がしっかりとされていましたね。自分たちが予定通りに行動できていたかは分かりませんが、食事ひとつにしても、全員で時間通りに摂らないといけません。サッカー以外のことは何も考えずに過ごしていればいいわけではありませんでした。マナーや礼儀作法も学びました。
――幼い頃から様々な人々と関わりあう生活を体験したことは、その後、サッカーを続けていくうえで役に立ちましたか?
そうですね。この大会では、サッカーの試合を離れて他のチームと交流をする場所も設けられていました。それぞれの郷土を紹介したりするわけです。そのような場で初めて顔を合わせる人たちと話をするときは、たとえ子ども同士でも、いろいろと気を使わなければいけません。気心の知れたチームの仲間とワイワイ話をしているようなわけにはいきませんよね。だから、コミュニケーションを身につける良い機会でした。プロになって、新チームに加入したときなどは、自分から積極的に溶け込む姿勢を持っていることは大切ですからね。
カテゴリ別新着記事
セレクション
-
【ユース セレクション】ザスパクサツ群馬(群馬県)2020.09.23
-
【ジュニアユース 体験練習会】SC大阪エルマーノ(大阪府)2020.09.23
-
【ジュニアユース セレクション】府ロクジュニアユース(東京都)2020.09.23
-
【ジュニアユース(女子)セレクション】ザスパクサツ群馬レディース(群馬県)2020.09.18
コラム
-
サッカーを通じて“目標を達成する力”をつける思考術とは2021.01.19
-
“考えてサッカーをする力”を身につけるためには?2021.01.18
-
動きながらの技術を養う!色違いビブス/パス交換 【トレーニング動画】2021.01.15
-
実戦でテクニックが活きる!パス&コントロール(ターン)【トレーニング動画】2021.01.13
大会情報
-
鹿島アントラーズノルテジュニアが初優勝を飾る ~ワーチャレ取材日記④~2020.12.31
-
大会4日目フォトギャラリー【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】2020.12.31
-
準決勝に進出した4チームの指導者は大会で何を感じたのか。 ~ワーチャレ取材日記③~2020.12.30
-
【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】決勝トーナメント 大会4日目(12/30)2020.12.30
お知らせ
人気記事ランキング
- “早熟タイプ”か“晩熟タイプ”か。成長のピークはいつ訪れる? 子どものタイプを知ろう!!
- 子どもの「背が伸びない」悩みを食事で解決!! 身長をグングン伸ばす5つのポイントとは?
- 柴崎岳はなぜ一流になれたのか? 青森山田高・黒田監督「彼はバスの移動中の時間も無駄にしない」
- 実戦でテクニックが活きる!パス&コントロール(ターン)【トレーニング動画】
- 「筋トレをすると背が伸びなくなくなる」「牛乳を飲むと背が伸びる」はホントか?
- 動きながらの技術を養う!色違いビブス/パス交換 【トレーニング動画】
- “プレー原則”とは何か? 局面ごとの最適なプレーを知る
- 運動神経は”才能”ではない!? スポーツ上達の秘訣は「脳」にあり
- 栄養不足は身長が伸びない原因に! 子どもの成長を促す亜鉛の重要性って?
- サッカーのプレー自体にリスクは少ないが…。“コロナ時代のジュニアサッカー” 危険なのは?