日本代表初召集の齋藤学選手。幼いころから非凡の才能を見せたドリブラーはどのようにしてプロへの階段をのぼったのか?
2013年07月20日
サッカーエンタメ最前線最大の武器であるドリブルを磨き、その意識を持ち続けてプロの道へ
中学時代には、2005年に行われた「adidas CUP 2005 第20回日本クラブユース選手権(U-15)大会」で11ゴールをあげて大会の得点王となり、全国的にも脚光を浴びる存在となった。
「この選手、身長が伸びたら代表レベルでも楽しみな存在になるな」と感じていたが、ほとんど伸びなかった。しかし、むしろ体格に勝る相手を俊敏な身のこなしで翻弄するスタイルは高校年代でも磨きがかかり、プロでの成功につながっていった。
しばしばメッシに例えられるスタイルも、お兄さんをはじめとして、どうやったら大きな選手に勝てるのかをイメージしながら、ドリブルや動き出しの練習に取り組んだ成果だろう。
マリノスの育成組織といえば、小・中学生の年代から洗練されたボール回しで相手を圧倒するイメージが強いのだが、齋藤選手のようなドリブラーやゴールにこだわるタイプに対して、彼らの特長を殺さない環境づくりは意識されている。齋藤選手自身も、周囲に流されることなく自分の武器を磨く、その意識を持ち続けてきたからこそ、現在の姿があるのだろう。
マリノスのトップチームでは当初、出場機会をなかなか得られないまま愛媛にレンタル移籍し、そこでブレイクした齋藤選手だが、高校年代まで順調にステップアップしてきた。言わば“エリート中のエリート”だ。しかし、小学校から一貫してJリーグの育成組織で育ち、そのトップチームで日本代表に選ばれたケースは過去にあまりない。
現在の成功は彼の才能と努力が実を結んだものだが、彼に関わってきた指導者や周りの人々の支えがあったことは間違いない。育成組織から代表選手を輩出する“モデルケース”としても、齋藤選手が言葉にした「感謝」の源流を探っていくことが、大きな意味を持つのではないか。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
なでしこジャパン(日本女子代表)メンバー発表!【MS&ADカップ2025】2025.11.19
-
【エリートプログラム女子U-13日韓交流】参加メンバー発表!2025.11.19
-
【2025ナショナルトレセンU-14後期】参加メンバー発表!2025.11.18
-
【U-15日本女子選抜トレーニングキャンプ】参加メンバー発表!2025.11.13
フットボール最新ニュース
-
アーセナルが直接対決を制しCL首位浮上【26日結果まとめ/欧州CL】2024.05.21
-
バルセロナがチェルシーに完敗【25日結果まとめ/欧州CL】2024.05.21
-
上田綺世が先制ゴールもチームは敗戦【27日結果まとめ/欧州EL】2024.05.21
-
バルセロナ、終始リードを許す展開で辛くもドロー【5日結果まとめ/欧州CL】2024.05.21
-
サッカー日本代表初招集MFが先発で勝利に貢献【6日結果まとめ/欧州EL】2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- クラブとともに戦い、走り続ける背番号13――。FC岐阜の永久欠番
- “早熟タイプ”か“晩熟タイプ”か。成長のピークはいつ訪れる? 子どものタイプを知ろう!!
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】
- アグレッシブな守備を見せた しおやFCヴィガスが優勝を飾る!/バーモントカップ 第27回全日本少年フットサル大会
- 「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」2018年度の参加メンバー768名を発表!
- 【静岡市長杯第40回清水チャンピオンズカップ少年サッカー大会】表彰
- セレクションってNANDA?~横浜F・マリノスジュニアユース編~
- コバさんのスポーツ運動塾「トレーニングで疲労した体をケアするためのストレッチ講座 STEP1」
- 【第94回全国高校サッカー選手権大会】秋田/市立/秋田商業 選手名鑑
- 本格的な『卒団アルバム』をつくるのって難しいですか? 経験者に聞いてみた














