イタリア流判断力トレーニング――攻守の「セオリー」を身につけることが判断力向上へつながる【後編】

2014年01月30日

サッカー練習メニュー

イタリアの屈強な守備をよく“カテナチオ”と表現することがありますが、実際にイタリアの子どもたちは守備における判断について、どんなことを意識しているのでしょうか。前編に続き、イタリアの育成に精通している河村優氏(元・アルテリーヴォ和歌山監督)のお話を紹介します。

文●貞永晃二 写真●Getty Images

※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.19冬号』P046-049より転載

(前編はこちらから)


守備においてもセオリーを熟知しているイタリアの子どもたち

 守備で数的不利な立場になった場合、すばやい判断を持ち合わせていないと即失点につながります。

 例えば攻撃3人と守備2人による3対2。パスが出されたら、1人がチェックに向かい、もう1人がカバーへ動く。さらにパスが回されたら、次はどちらがチェックに向かい、どちらがカバーに回るのかを考えます。刻一刻と変化する局面にあわせて、2人の役割も違ってきます。

 イタリアの子どもたちは守備のセオリーもきちんと理解できています。

①正しいポジション
②アプローチ
③ディレイ(攻撃を遅らせる)

……幼い頃から実戦でミスを経験し、守備でやってはいけないことを植えつけられているからです。

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