試合で実力を出し切るためのメンタルサポート【前編】
2014年03月01日
メンタル/教育闘争心をかき立てることも大切
イメージ・トレーニングを始めたばかりの初心者や中級者は、ビデオで自分の成功プレーを撮影して、その映像を見ることによって、イメージを作りやすくすると良いでしょう。ボールのスピード、方向、重さ、仲間や観客の歓声など、できるだけ具体的にイメージできるように練習してみてください。しっかりとしたイメージが描けるようになれば、試合中にも活用できます。
例えば、ハーフタイム。自分の調子が悪いときには、後半どんな動きやテクニックを成功させたいか、理想のサッカーをプレーしているイメージを描くのです。そうすることによって悪い流れを断ち切ることができ、本来の自分を取り戻す手助けとなるはずです。
プレーのイメージに加え、ハーフタイムを終えてピッチに戻る際は、心と体を励ます意味で大きく息を吸い、吸い込んだ空気を3回に分けて吐く呼吸法を行なって、最後に「よしっ! 行くぞ!」など元気の出る言葉掛けや、顔・体を軽くはたいて刺激を与えてみてください。
これは、「サイキアップ」と言って、闘争心をかき立てる気持ち作りに役立ちます。大相撲の元人気力士、高見盛さんも立合いのときに自分の顔をバシバシ叩いていましたよね。本人は自覚していないかもしれませんが、あの行動は気持ちを奮い立たせるのに有効なれっきとした技術なのです。
プロフィール
末松芳子
(すえまつ・よしこ)
スポーツ心理カウンセラー
日本女子体育短期大学卒業後、フィギュアースケートプロコーチとして13年間選手育成に当たる。その後スポーツ心理学の権威、米スプリングフィールド大学に留学し、スポーツ心理学、スポーツ・カウンセリングを専攻。スプリングフィールド大学大学院スポーツ心理学修士号を取得。帰国後はスケーター、テニス選手、ゴルファー、トライアスロン選手らのメンタル・トレーニング、カウンセリングに当たる。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
LISEMが特別選考員に! 学生寮、グラウンド完備のJFSA高等学園が特待生、準特待生を選考するセレクションを開催2025.10.03
-
U-16日本代表、ウズベキスタン遠征参加メンバー発表!2025.10.03
-
サッカー日本代表メンバー発表!三笘薫が招集外。田中碧や中村敬斗が代表復帰!2025.10.02
-
【2025ナショナルトレセンU-14中期】参加メンバー発表!2025.09.26
フットボール最新ニュース
-
日本人選手所属ザルツブルクは後半AT弾で敗戦【25日結果まとめ/欧州EL】2024.05.21
-
ベティス、マンUから完全移籍の7番が劇的同点弾【24日結果まとめ/欧州EL】2024.05.21
-
バルセロナ、マンUから加入FWの活躍で強豪撃破【18日結果まとめ/欧州CL】2024.05.21
-
昨季王者PSGが4発快勝。白星スタート【17日結果まとめ/欧州CL】2024.05.21
-
アーセナルは交代策的中で白星【16日結果まとめ/欧州CL】2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』2017年度の参加メンバー768名を発表【変更あり】
- 【2025ナショナルトレセンU-14中期】参加メンバー発表!
- なぜ「レギュラー」と「控え」ができるのか? ”子どもたちの幸せを生む”育成環境を考える【5月特集】
- 「もも上げクランチ」でキック力を鍛える!/【サッカー専用】小学生のための体幹トレ
- ポゼッションが目的ではない。バルサメソッドの創始者が語る「ロンド(鳥かご)」の本質
- 「お前なんか絶対に一流になられへん」。”努力家”本田圭佑の原点【前編】
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 運動神経は”才能”ではない!? スポーツ上達の秘訣は「脳」にあり
- 「ガラスの天才」比嘉厚平。指導者になった今、何をおもうのか
- 練習中にふざける高学年