なでしこJAPAN 不動のストライカー大儀見優季選手の少女時代
2014年04月19日
インタビュー2011年FIFA女子W杯で初優勝、2012年ロンドン五輪で女子サッカー初の銀メダル獲得に貢献するなど、今やなでしこジャパンのエースへと成長した大儀見優季選手。イングランド・チェルシーで活躍する彼女のジュニア時代には、厳しくも温かく見守ってくれた両親、監督、コーチ陣の支えと、どんなときも周囲への感謝の気持ちを忘れないひたむきな姿勢がありました。
文●田中瑠子 写真●編集部
※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.31冬号』P081-085より転載
できないことに挑戦する喜び。サッカー漬けだった小学生時代
──サッカーを始めたきっかけを教えてください。
2つ上の兄と1つ下の妹が先にやっていて「じゃあ、私も」と、小学校1年生のときに始めました。サッカーが面白いと最初に思ったのは、テニスボールでリフティングが10回できた2年生のとき。それが、「できないことができるようになる」という喜びの原体験でした。
点を取り合うゲームとしてのサッカーが好きというよりも、何回リフティングできたかに全力を注ぎ、技術の向上にやりがいを見出す。内なる闘志を自分に向ける、ちょっと変わった子どもでしたね(笑)。
──3兄弟全員でサッカーをする「サッカー一家」ですね。
兄がサッカーを始め、妹が大学を卒業するまでの13年間、生活はサッカーを中心にまわっていました。家族旅行よりもサッカーを優先。週4回、1回90分の練習に通う生活をずっとサポートしてくれた母には頭が上がりません。
父はとても厳しい人で、試合会場に父の姿を見かけると萎縮して日頃の成果を出せないなんてこともあるほど。
小学生の頃は、住んでいたアパートの踊り場でリフティングをするのが日課でしたが、父から与えられた課題の回数を達成するまでは家に入れないんです! 今振り返ると、この厳しさが私を強くしてくれたんだと思えますが、当時は必死。夕ご飯の時間になっても、できるまでやり続けていました。
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