【第38回全日本少年サッカー大会】高知県大会 決勝フォトレポート&大会結果「潮江Jr.FCが創設4年目で悲願の初優勝!」
2014年06月24日
大会情報潮江Jr.FCが創設4年目で悲願の初優勝!
(文・写真●保科健太)
6月22日(日)、昨年に続き小雨が降りしきるなか、高知県立春野総合運動公園球技場にて行われた「第38回全日本少年サッカー大会 高知県大会」の決勝は、潮江Jr.FC(以下、潮江)が佐川SS(以下、佐川)を2-0で破り、クラブ創設4年目にして悲願の初優勝を果たした。
前半に主導権を握ったのは佐川。7番・キャプテンの味元陽明くんと10番・大野諭生くんを中心に立ち上がりから潮江ゴールに迫る。1分、3分と連続で大野くんがゴール前でボールを受けチャンスを迎えるが、潮江の堅い守備を崩すことはできず。続く12分には、味元くんの絶妙のパスから、大野くんが抜け出しシュートを放つが、わずかにゴール右に外れる。その後も佐川は優勢に試合を進めるもゴールを奪えず前半を折り返す。
後半の立ち上がりに、最初にチャンスを迎えたのはまたしても佐川だった。1分、ペナルティエリアやや左でFKを得ると、10番・大野くんが直接ゴールを狙う。きれいな軌道を描いたボールだったが、クロスバーに直撃し惜しくもゴールならず。
そして2分、今度は潮江が右サイドでFKを得る。キッカーはキックに絶対の自信を持っている10番・楠瀬海くん。楠瀬くんが低いグランダーのボールを入れると、これを8番・森田龍二郎があわせてゴール左隅に流し込み、ここまで劣勢だった潮江が待望の先制点をあげる。このゴールで勢いに乗った潮江は、4分にまたしてもセットプレーからチャンスを迎える。センターサークル付近でFKを得ると、ゴール前に速いボールを放り込み、これを9番が押し込み追加点を奪う。この後も、潮江は左サイドのテクニシャンの森田くん、右サイドの7番・川崎星成くんを起点に両サイドからチャンスを作り続ける。
一方、1点を返したい佐川は、10分に相手キーパーと1対1のビックチャンスを迎えたが、シュートは潮江の守護神・田中聖久くんに弾かれる。反撃に出たかった佐川だったが、潮江の勢いに押し込まれる時間が続き、決定的なチャンスを作れずタイムアップ。
セットプレーからチャンスをものにした潮江が強豪・佐川を2-0で破り、全国大会の出場を決めた。
■潮江Jr.FC・川村紀夫監督のコメント
前半に相手の攻撃を0点で抑えられたことが大きかったです。ハーフタイムに自分たちのサッカーで戦おう、立ち上がりから積極的に行こうと声をかけました。そして後半の立ち上がりに、森田がよく決めてくれたと思います。全国大会では、技術の高い相手とやることになりますが、もっと2人目・3人目がボールに関わっていけるようになって、コレクティブなサッカーを展開できれば十分戦えると思います。
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