“考える力”を日常で鍛えるサッカーノートはなぜいいのか

2014年08月16日

コラム

サッカーノートで自分のプログラムをつくる

 また、書いたものは「自分のデータベース」にもなります。良かった時の試合と悪かった時の試合を比較すると、違いが明確に見えてきます。

 良かった日は朝から何を食べて、どんな行動をして、どんな気持ちで試合に臨んでいたか。「自分のベストプレーがどんな時に生まれたか」を理解しましょう。

 それを繰り返すことで自分のプログラムにするのです。うまく活用すればサッカーがさらに楽しくなり、もっとうまくなることでしょう。

 何よりも、サッカーノートはやる気を高めるトレーニングであることを忘れてはいけません。「今日の目標は達成できたか?」と毎日問いかけてみてください。

 書くことで気づくことはたくさんあります。サッカーノートは、夢に向かって確実に階段を上がっているかの「評価」にもなるのです。書いたものは見直す習慣をつけましょう。

 実は、皆さんが思っている以上に、サッカーノートは奥が深いんですよ。


プロフィール
高妻容一
(こうづま・よういち)

1955年宮崎県生まれ。福岡大学体育学部卒業。東海大学体育学部教授、スポーツメンタルトレーニング上級指導士。中京大学体育学研究科修了後、フロリダ州立大学へ留学。近畿大学教養部を経て、現職。「メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会」の代表として、後進の育成や普及を行っている。著書に『今すぐ使えるメンタルトレーニング』(ベースボールマガジン社)『子どもの本番を120%引き出す方法』(PHPエディターズ・グループ)など多数。
 


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