クリエイティブな選手をどう育てる?ジュニア世代で「フットサル」を理解することの重要性
2015年02月04日
コラムフットサルをしっかりと理解することでアイデアの幅を増やす
練習では、できる限りゴールを使用し、攻守のあるオープンスキルトレーニングを行います。
プレッシャーがかかった中で、正確な技術を発揮できるのか、より良い判断ができるのか、それを確認します。
サッカーよりもスペースの狭いフットサルでは曖昧なプレーや、判断の遅いプレーは許されません。その中で、常に子どもたちのプレーを観察し、問いかけます。
ボールを保持している子ももちろん、保持していない子にも質問をします。
「最初のタッチはどこに置く?」「どこにいると、ディフェンスは困る?」「出したあと、どこに動いたら、(隣にいる)A君が活かせる?」「そのままで、いい状態でボールをもらえる?」「いつボールに寄せる?どうしたら奪い切れる?」
ミスは全然構わないですが、それが判断の伴っているものかがとても重要です。
「なんとなく前のスペースに行きました」ではなく、「ピボが中央にいて、さらに自分のマークが甘かったので、左前のスペースへ抜けました」などの具体的な答えが引き出せるのが理想です。
フットサルの基本戦術を習得し、サッカーで習得する以外にも多くの引き出しを出せる状態にしておくこと。常にアイデアを出せるように選択肢の幅を増やせることができれば、OKだと考えています。
以前は子どもたちが混乱をするのではないかと迷い、フットサルのピッチでミニサッカーを行っていました。
ですが、それでは子どもたちにとってアイデアの幅が広がることもなく、中途半端になってしまったので、フットサルのピッチの上ではしっかりとフットサルを行うことを徹底しようと決断しました。
サッカーとの違いを楽しんで、フットサルをしっかりと理解し、幅をもった選手こそ、どんな局面にあっても立ち向かえる選手だと思って、フットサルを指導しています。
2010年のサッカーW杯と2012年のフットサルW杯の両方でベスト16に入った国が6カ国ありました。スペイン、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ポルトガル、そして日本です。
ラテンの列強国に次いで日本がともに16強入りしているのです。日本でも他のラテンの国と同様に幼少期にフットサルをすること、フットサルを理解することが日本人に合っており、それはクリエイティブな選手を生み出す大切な要素だと確信しています。
プロフィール
森 佳祐
(もり・けいすけ)
1980年東京都府中市出身。都立国分寺高校卒。スペインへ留学し、ムルシア州協会公認フットサルコーチ資格を習得。日本フットサルリーグに所属する府中アスレティックスFCジュニアスクールのスクールマスター。クラブでは女子チーム、Jrユース監督なども歴任。
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