正確なプレーにつながるポジションへのプロ意識

2015年02月25日

メンタル/教育

どのポジションで起用されても、とにかく必死に頑張る

――高校生になったとき、自分はこうなりたいというイメージはありましたか。

 いや、なかったですね。東北高校は同じ学年に特待生が11人以上いて、一般入試で入ったぼくは、まずその人たちに勝たなくてはいけなかった。

 だから自分は何を伸ばせばいいんだろうかと考えました。ぼくは最初ボール拾いでしたから。

 こういうプレーヤーになりたいというより、すべての面において努力して、ピッチに立ちたいという気持ちだけだったので。

 どこのポジションでもいいから試合に出たかった。

――試合に出られるようになったのはいつごろからですか。

 3年生が引退する1年生の終わりごろからですね。練習ではトップ下とか、左のMFをやっていましたが、初めて試合に出られたのはストッパー(DF)でした。

 たまたまストッパーの子がケガをしたんですよね。そのとき、監督の隣にいたぼくが”おまえ出ろ”と言われて。

 で、もう必死にがんばって、それからレギュラーをつかんだんです。

――ストッパーというと4バックですか。

 いや、3バックです。スイーパーがいて(その両脇のストッパーが)マンマークなんですよ。2トップに対してずっとついていく、という。

 もう、くらいついていきました。試合が始まったと同時に自分のマークが決まって、その選手に仕事をさせないことが役割でした。

 いちばんいいのが、その人にボールを渡さないこと。読みでポジショニングをして、ボールを渡さないようにまずはインターセプトを狙うこと、あとはその人へのパスコースを自分は狙っているよ、というふうに思わせることばかりやっていました。

――ではそれがうまくいって、守備的なポジションでの自信につながったんですか。

 そうですね、そこのポジションをやってから、宮城県の国体のメンバーにも入れたし、東北トレセンにも入れたし。

 それまでにありえなかったようなことが、次々に起きて。これはぼくも評価されているんじゃないかと思いました。

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