<短期連載>プロサッカー選手からサッカー少年・少女を持つ親へのメッセージ③

2015年05月25日

インタビュー

子どもの自主性を伸ばすような言葉がけ

 やはり、ご両親は熱心にサポートしてくれたのですね。子どもを信じてあまりあれこれ言わずに、環境だけ与えてあげて、「あとは自分で頑張れ、俺たちはずっと応援するから」というのが一番良いのだと思います。そんなご両親だったからこそ、自主的に朝練をするようになっていったのでしょう。親がやらせるのではなく、子どもの自主性を伸ばすような言葉がけや行動をとりたいですね。

 盛田選手がサッカーを好きでいられた理由は、成長を感じられたり、結果がついてきたのが快感だったから。常に試合で活躍できる、優勝できるというレベルになるのは簡単ではないので、ある程度良い結果が出るようになるまでは、親が子どもを大げさに褒めて「自分は成長してるんだ」という自信をつけさせてあげると良いかもしれないですね。

 盛田選手は、気がついたら上手いと言われていて、自分でもある程度やりたいプレーができていたのでしょう。体の大きさは絶対的な武器ですが、盛田選手の場合足元もとても柔らかくて上手いです。身体能力に依存したサッカーをしてこなかったことがプロになれた理由の1つだと思います。

 それからセンスの磨き方。「こんなアイデアもあるよ」という言い方が良いのでしょうね。「この時はこうだろ!」と言い切ってしまったら親や監督のロボットのような選手になってしまうかもですね。「あまり押さえつける指導だとアイデアあるプレーは生まれてこないかも」という部分を読んでハッとした方も多いのでは? また次回も盛田選手のお言葉を紹介します。


プロフィール
高橋 正彦
(たかはし・まさひこ)

1977年、静岡県出身。中学卒業後、単身オーストラリアに渡りBrighton Grammar Schoolに入学。同校にはサッカー部が無く、3年がかりで学校側に打診をし、サッカー部を創立。初代キャプテンを務める。同校卒業後、1998年中古 CDショップ「音吉プレミアム」を東京都中野区に立ち上げ、単行本『イタリア人は日本のアイドルが好きっ』を出版。2009年5月には世界中の日本ファンと交流するスペシャリストとして、NHKから英語でインタビューを受け、その映像が世界88カ国で放送された。2010年6月、『子どもがバイリンガルになる英語子育てマニュアル』を出版。2010年11月、親子で英語が学べる『MMSJ英会話スクール』を開校。2011年4月からはアデランテFCにて英語サッカースクールを開校。2012年4月『子ども英語ジャーナル』にて「子どもが笑顔になる ウケるアクティビティ」連載スタート。2013年5月、『外国人とどんどん話せる英会話トレーニングBOOK』を出版。2014年からは保護者に向けた「子どもが小学校の英語でつまずかないために親ができること」「英語を使って世界中に友達を作ろう」などの講演も行っている。2児の父。長男長女共に英語はネイティブレベル。
ブログ:どうすればプロサッカー選手になれるのか~実験的親子二人三脚サッカー奮闘記~

 


 

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