日本になかなか現れない大型“ミッドフィルダー”。世界のアンカーはどこがすごい?

2015年08月12日

サッカーエンタメ最前線

≪驚異の16歳!!リース・オックスフォードのプレミアリーグデビュー戦のプレー集≫

イングランドに現れた驚異の16歳

 アンカーの仕事のなかには、センターバックの間に入ってパスで前にボールを運ぶ能力やセンターバックの前でハイボールを跳ね返すようなセンターバックと連動しなければならない役割があります。

 このふたつの役割を一人でこなせるタイプの選手は世界的にも稀少です。日本代表で言えば、前日本代表監督のハビエル・アギーレ監督は、センターバックとして起用されることの多い森重真人選手をアンカーで起用したり、現代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は若手の谷口彰悟選手を抜擢したりと、試行錯誤しています。

 一方、欧州ではまた新たな人材が登場しました。先日8日に開幕したイングランド・プレミアリーグでデビューを果たしたリース・オックスフォード(ウエストハム)はなんと16歳。身長は192cm、登録はディフェンダーで、ユースではその恵まれた体格を生かしてセンターバックとしてプレーしていたようですが、プレミアデビュー戦はビリッチ監督(ウエストハム)の意向もあり中盤での起用。

 慣れないポジションでの起用は、16歳のデビュー戦には少々酷な話ではないかと感じますが、オックスフォードは監督の期待に見事応え、メスト・エジル(ドイツ代表)など技術の高いアーセナルの攻撃陣と互角以上に戦い、チームの完封勝利に大きく貢献しました。

 もちろん、16歳のデビュー戦で素晴らしいパフォーマンスを見せて、チームの勝利に貢献できるということは、才能によるところが大きいでしょう。

 ポジショニングのうまさやセカンドボールを拾う回数、ハイボールの処理などは、一見地味な才能なのかもしれませんが、メッシやクリスティアーノ・ロナウドなどの才能と同じように、優れたサッカー選手には必要な才能であり、チームには必要な能力です。

LONDON, ENGLAND - AUGUST 09:  Alex Oxlade-Chambrlain of Arsenal breaks past Reece Oxford of West Ham during the Barclays Premier League match between Arsenal and West Ham United at Emirates Stadium on August 9, 2015 in London, England.  (Photo by Stuart MacFarlane/Arsenal FC via Getty Images)

<関連リンク>
『欧州フットボール批評』

 

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