【第39回全日本少年サッカー大会】決勝大会 ジュニサカ取材日記④「普段は相まみえることのない“個性”と“個性”の激突! それが全少」
2015年12月27日
大会情報普段は相まみえることのない“個性”と“個性”の激突! それが全少
(文●編集部 写真●佐藤博之、編集部)
サッカーは多様なプレーモデルを持つチーム同士のぶつかり合いであり、またプレーモデルは選手たち一人ひとりの個性によってチームは形成されています。それはプロチームであろうが小学生のチームであっても変わらないことです。「第39回全日本少年サッカー大会」でも多く“個性”と“個性”がぶつかり合いました。昨日行われたグループリーグ初戦、(東京都代表)三菱養和SC巣鴨vs FCバレンティア(和歌山県代表)はその典型と言える試合でした。
FCバレンティアは選手のドリブルスキルなどテクニックを武器にするチーム。なかでも、憧れの選手はリオネル・メッシ(FCバルセロナ)だと言う11番・吉川楽くんは大会屈指のドリブラーで、そのボールタッチは憧れの選手を彷彿とさせるものがあります。
一方、三菱養和SC巣鴨は身長172cmのDF21番・森山純平くんを中心とした堅守が魅力であり、うまくゲームを運ぶことができるチーム。そんな両チームの対戦は、2−1で三菱養和SC巣鴨が制したのですが、試合の多くの時間はFCバレンティアが握っていました。それは試合後に「すごく新しいというか、こういうチームとの対戦は初めてで、すごくやりにくかった」と、森山くんも認めるところ。
ただ、前半開始早々の良い時間にゴールを奪った三菱養和SC巣鴨が攻め込まれながらも、うまくゲームを運んだという見方もできる試合でした。その要因に挙げられるのが「1点リードしてるのはうちなんだから、焦らずやろう!」という森山くんの味方への声がけ。また「1番厄介だった」と語った吉川くんに対しても「なるべく足を出さないで最後までついていくように注意した」という冷静な対応が光った、というところです。
一方で、再三ゴールを脅かしながらも決めきることができなかった吉川くんは試合後に「悔しい」と一言。この悔しさをバネに「これからはもっとゴールを決められる選手になるためにメンタルも鍛えたい」と、これからに向けての課題を語ってくれました。
カテゴリ別新着記事
ニュース
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- U-17日本高校サッカー選抜メンバー発表!【J-VILLAGE CUP U-18】
- サッカー日本代表メンバー発表。上田綺世や伊藤洋輝が復帰!【FIFAワールドカップ26アジア最終予選】
- U-18日本代表メンバー発表!【第7回 J-VILLAGE CUP U-18】
- 「JFA アディダス U-12 DREAM ROAD」スペイン遠征参加メンバー発表!全少で活躍した選手を中心にチームを構成
- 「東北トレセンU-13」が開催!
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー
- 人生最大の挫折――。本田圭佑がガンバユースに昇格できなかった本当の真相【後編】
- 「6年生の秋から11人制にするのが妥当」。改めて考えたい8人制サッカーのメリットとデメリット/関西クラブユース連盟 宮川淑人氏 編【短期連載】
- 【ダノンネーションズカップ2017 in JAPAN】大会フォトギャラリー
- 「ドリブルしろ!」「パスを出せ!」では伝わらない。選手を最適なプレーに導く“言葉の細分化”