【JA全農杯チビリンピック2016小学生8人制サッカー大会】全国決勝大会 決勝レポート
2016年05月06日
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昨年度に続いて関東代表同士の対決となったチビリンピック全国決勝大会は、大宮アルディージャジュニアが初優勝を飾る!
(文・写真●山本浩之)
5月5日(木 祝)、「JA全農杯チビリンピック2016 小学生8人制サッカー 全国決勝大会」の決勝が神奈川県横浜市の日産スタジアムであり、関東代表1・大宮アルディージャジュニア(以下、アルディージャ)が関東代表2・JACPA東京FC(以下、JACPA)を2-0で破り、初優勝を果たした。
第1ピリオドはアルディージャが主導権を握り相手陣内に攻め込む展開が多くみられたが、JACPAが守備に手を抜かず、人数をかけてボールを奪い取りにくるため、アルディージャは決定機を作ることができない。終了間際にはJACPAに長い距離をドリブルで走られゴール前に迫られるシーンもあった。
しかし、第2ピリオドになると、アルディージャは開始早々に相手ディフェンダーの頭を超えるボールを放り込み、そこに走りこんできたフォワードの13番・有竹翔吾くんが「ゴールキーパーがニア気味にいて、しかも前のほうにポジションをとっていたので、ファーサイドを目掛けて浮かせたボールを蹴りました」という落ち着いたシュートを決めて先制に成功する。
このあともアルディージャは、JACPAが短いパス交換をしながら攻撃の態勢を整えていこうとするところで、少しでもパスが流れるとすかさず奪い取り攻撃につなげていくなど、JACPAの要所を封じることで危なげない試合運びをした。
第3ピリオドになると、アルディージャは1点ビハインドのJACPAが前がかりなったことで守勢になるものの、先制点を決めた有竹くんが右サイドでボールをキープすると、パスを受けた10番・阿部来誠くんがサイドを突破してクロスを入れた。そのボールに反応したのは「有竹くんはボールキープが得意で、来誠くんはドリブルが得意なので、あそこにいれば絶対にボールがくるだろうと思っていました」という11番・本間翔太くん。アルディージャは追加点を奪うと、2-0のまま逃げ切り優勝を決めた。なお、アルディージャは全国決勝大会に初出場で初優勝を飾った。
■大宮アルディージャジュニア 森田浩史監督のコメント
選手たちは決勝ということで緊張もあったかもしれませんが、それでも自分たちの普段どおりのプレーができていました。ディフェンス面では、チーム全体が粘り強く対応できていたと思います。
課題としては、第3ピリオドでは押し込まれてしまい、ボールをつながずに蹴ってしまうシーンが多くなっていたので、そういう状況にあっても、ボールを握りながらゲームをコントロールして、うまく時間を使えるようになればというところです。とはいえ、そういう展開(相手に押し込まれる)になりながらも、我慢しながら、最後に追加点を奪えたのは、彼らの良さである守備の粘り強さや球際の強さがあったからだと思います。
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