震災を乗り越えて――。ソレッソ熊本が挑んだチビリンピック全国大会
2016年05月10日
コラム「全国の仲間からのサポートには結果で恩返ししたい!!」
やがて民間の人工芝のグラウンドが使えるようになり、サッカーの活動も再開することができました。ただひとつ、広川監督が気がかりだったのは、子どもたちの“ゲーム勘“でした。
「チビリンピックの出場を目指してチームが活動していくなかで、どうしても、試合でしか分からない部分があるのですが、まだ熊本市内は試合のできる状況ではありませんでした」
そんなとき広川監督のもとに届いたのは、宮崎県綾町(あやちょう)から支援の申し出。選手だけではなく、町ぐるみで、家族も含めて招待したいとのことでした。まだまだ余震が続くなかで、子どもが家族と離れることを懸念していただけに、これはありがたい申し出でした。綾錦原サッカースポーツ少年団と宮崎東サッカースポーツ少年団の声かけにより、宮崎県と鹿児島県から7~8チームが集まり、4月29日から2日間にわたって壮行試合が行われました。
「地震の影響でサッカーができなくて、動きが鈍ったということはないけれど、綾町に行って、強いチームとの試合をやることができたのは大きかったです。この縁は、これまでのOBの交流によって築いてきたものです。僕らも友だちになったので、今後につなげていけると思います」(ソレッソ熊本・澤本直希くん)
ソレッソ熊本の選手たちは「支援をしてくれた仲間に結果で恩返しをすること。熊本の人たちに勇気と元気を与えられるようなパフォーマンスをすること」を胸に誓い、チビリンピックの舞台である横浜へと向かいました。
「自粛したほうがいいとか、行かないほうがいいという意見もあったかもしれませんが、熊本はもちろん、九州の仲間たちから『こんなときだからこそがんばって、子どもたちを楽しませて笑顔を見せてくれ!』と送り出してもらえました」
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