子どもに「こうなって欲しい」という期待は逆効果!? 我が子へのイライラは過剰な期待が原因
2016年06月22日
コラム子どもを信じるために何ができるだろう?
子どもへの期待を手放すことができたら、次に行いたいのは「子どもを信じる」ことです。
子どもを信じるとは、「その子がどんな道を選んだとしても、幸せになることを知っている」「自分が関わらなくても、その子の力で幸せになれることを知っている」ということです。
そこには、「○○をしたら?」という条件はありません。
条件とは、こういう友だちとつき合ったら幸せ、こんな経験ができたら幸せ、ということです。そうではなく、「どんな選択をしても子どもは幸せになる」ということを前提にすると、子どもの可能性を引き出すことができます。
実は、子どもの可能性に制限をかけてしまうのは、親の「このままじゃ、うちの子は立派な大人になれないんじゃないか」という不安や心配です。なぜなら、子どもは親が不安になれば、「自分はだめなんだ」と受け取り、親の期待通りに行動するようになるからです。
子どもの力や可能性を信じることは、とても大切なことなのです。
そのためには、「自分が関わらないと、その子は幸せになれない」という思いを手放す必要があります。子どもの幸せを願うなら、自分たちが思う幸せの条件を押しつけないようにしましょう。
「うちの子はのんびりしているから心配で、ちゃんと育つか信じられません」と言われることもあります。そんなお母さんには、僕は「自分を信じることができますか?」「自分のどんなところを信じたいですか?」と聞くようにしています。
なぜなら、自分を信じることができない人に、他人を信じることはできないからです。もし、子どもを信じられないお母さんがいたら、これらの質問に答えてもらい、まず自分を信じることから始めてほしいと思います。
子どもへの期待を手放すためのヒント
・本当に大事なのは「子どもがどうしたいか」ということ。子どもの力や可能性を信じて見守る親を目指しましょう。
プロフィール
著者:
マツダミヒロ
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。質問家。「魔法の質問」主宰。カウンセリングやコーチング理論をベースに、自分自身と人に日々問いかけるプロセスを集約し、独自のメソッドを開発。参加2004年より日刊メルマガ「魔法の質問」を開始。著書にも『起きてから寝るまでの魔法の質問』(サンマーク出版)などがある。
【商品名】“質問”に答えるだけでイライラがニコニコに変わる! 魔法の子育てしつもんBOOK
【発行】株式会社カンゼン
【著者】マツダミヒロ
⇒本書で紹介する効果的な質問を使って「子どもに対して常にイライラしてしまう…」という多くのお母さんが抱える子育ての悩みを一緒に解決します。コミュニケーションの取り方をきちんと意識したり、自分の本当の気持ちと向き合うことができるようになると、こうした悩みは一気に解決できるようになります!
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