堂々とした戦いぶりを見せてくれたU-12熊本県選抜。順位決定戦で連勝を飾り、13位で大会を終える/取材レポート【4】

2016年08月27日

U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2016

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「サッカーをやっている場合ではなかった」

 U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2016の3日目が27日に行われ、準決勝以降の戦いに進む4チームが出揃ったが、準々決勝で敗れたチームや順位決定戦を戦った12チームは、今日雨が降りしきるなかで大会を終えた。今大会に特別な想いも持って挑んでいたU-12熊本県選抜も今日大会を終えたチームのひとつだ。

 熊本県では、今年4月に発生し九州地方を中心に甚大な被害をもたらした『熊本地震』の影響で県内のグラウンドなどは軒並み使えない状況に。「本当に最初の1、2週間はサッカーをやっている場合ではなかった」と、語るのはU-12熊本県選抜の野元恒兵監督。

 2週間を経過しても、仮設住宅などの設営が優先となり、施設の普及は遅れ練習場所を確保することは難しい状況だった。

 その中で、昨年はブレイズ熊本を率いてU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジに参加した野元監督の下に、主催者側から復興支援の一環として熊本県選抜での参加打診が届いた。

 野元監督は、即座に出場の意思を伝え、子どもたちにもその旨を伝えると「まじかよ!」と選手たちからは喜びの声が聞かれ、地震発生からおよそ3ヶ月後の7月初旬、U-12熊本県選抜としての活動を再開することとなった。

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