久保建英選手、瀬古歩夢選手ら攻守にタレントを擁するU-16日本代表。日本サッカーの未来が懸かったU-17W杯アジア最終予選へ
2016年09月12日
サッカーエンタメ最前線日本サッカーの未来を見据える上で、育成年代での国際大会は極めて重要だ。U-17W杯は2011年以来出場できておらず、是が非でもアジア予選を勝ち抜かなければならない。アジア最終予選は今週にも始まる。小学生年代から注目されてきた久保建英選手ら擁するU-16代表の期待値と課題とは?
(文●元川悦子 写真●編集部)
最後の国内合宿でも異彩を放った久保建英選手
2大会ぶりのU-17W杯出場権獲得を目指し、15日にインド・ゴアで開幕するアジア最終予選を兼ねたAFC・U-16選手権に挑むU-16日本代表。森山佳郎監督の指導の下、7日から茨城県内で国内最終調整合宿を行っていた彼らは9日、鹿島アントラーズユース、水戸ホーリーホックユースと最後の練習試合を実施。
久保建英選手(FC東京U-18)ら主力組が出場した鹿島戦はキャプテン・福岡慎平選手(京都U-18)のゴールで1-0と辛勝、控え組中心だった水戸戦は山田寛人選手(C大阪U-18)の2発と鈴木冬一選手(C大阪U-18)のゴールで3-3、引き分ける形となった。
AFC・U-16選手権の日本はベトナム、キルギス、オーストラリアと同じB組。16日の初戦・ベトナム戦を皮切りに、19日のキルギス戦、22日のオーストラリア戦とグループリーグを戦い、2位以内になれば25日の準々決勝に進出。
A組のインド、イラン、サウジアラビア、UAEのいずれかと対戦し、勝てば2017年にインドで開催されるU-17W杯の切符を手にできる。吉武博文監督が率いて16強入りした2013年U-17W杯(UAE大会)以来の同大会出場を目指し、日本は過酷な戦いに臨むことになっている。
そんな森山ジャパンにとって、9日の練習試合は最終予選前最後の実戦の場。鹿島戦は、GK谷晃生(G大阪ユース)、DF(右から)菅原由勢選手(名古屋U-18)、瀬古歩夢選手(C大阪U-18)、監物拓歩選手(清水ユース)、喜田陽選手(C大阪U-18)、ボランチ・平川怜選手(FC東京U-18)、福岡選手、右MF・久保選手、左MF上月壮一郎選手(京都U-18)、FW宮代大聖選手(川崎U-18)、中村敬斗選手(三菱養和)という現状のベスト布陣でスタートした。
相手が高校2年生中心の陣容ということもあり、前半は日本代表が圧倒。主に攻めの起点を作ったのが、平川選手、久保選手のFC東京コンビ。平川選手の展開力、久保選手の得点に直結するパスはしばしば相手を混乱に陥れていた。とりわけ、久保選手の創造性ある仕掛けは異彩を放ち、見る者を唸らせた。彼は本番でも確実に日本のけん引役になるはずだ。
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