地域サッカーの現場から見る育成改革。日本初、高校との連携で生まれたボスコヴィラサッカーアカデミー
2016年09月23日
インタビュー来年4月から奈良県東部に新たなサッカーアカデミーが開校となる。地元の高校と連携して行う取り組みに注目した。
(文●栗田シメイ 写真●編集部)
国際的に活躍する人材の育成を目指す
奈良の山奥での改革が日本サッカー界の新たなる可能性を提示するかもしれない。これは決して大袈裟ではなく、それほどBoscovilla Soccer Academy(以下、ボスコヴィラサッカーアカデミー)の取り組みは斬新だ。
ボスコヴィラサッカーアカデミーは来年度の4月から、県立山辺高校と連携し、同アカデミーの選手たちをサッカー部員として活動させていく。その内容は県内外の生徒たちが運営の「大和高原ボスコヴィラ」に寄宿し、トレーニング、食事、学業の面で3年間サポートしていくというものだ。
アカデミーで過ごす1週間は、綿密なスケジュールが組み立てられている。朝食の時間から、就寝時間まで決められた一定のリズムを大切にする。そんな中でも、特徴的なのは20時から行われる語学学習だろう。
これは単なる机上で行うものではなく、実生活やサッカーの現場で役立つ“実戦型の学習”だ。標榜するのは、「国際的に活躍する人材の育成」。そのためには、海外での経験や、受験に役立つことを想定した「知力」を身につけていくための学習指導を行う。サッカーの技術と人間力を高い水準で同時に取得すること。そんな想いが、アカデミーの根底にある。
クラブの目的は単純な選手強化のみならず、「サッカーを通して社会に貢献できる人間力を形成すること」という。その概要はいかなるものなのか。総監督を務める阿保和宏氏に話しを聞いた。
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