攻撃陣だけじゃない!! W杯出場を勝ち取ったU-16日本代表の特筆すべき守備力
2016年09月26日
サッカーエンタメ最前線瀬古と菅原。戦うセンターバックコンビの闘志で勝ち取った無失点
そこで、しっかりと率先して体を張り、積極果敢に相手攻撃陣の前に立ちはだかったのが、瀬古と菅原由勢(名古屋ユース)のセンターバックコンビだった。小林友希(神戸U-18)の負傷、監物拓歩(清水ユース)のスピード対応の不安という部分が重なって、2人が大一番のピッチに立つことになったのだが、彼らはあうんの呼吸で最終ラインを統率。4試合連続無失点勝利、2大会ぶりのU-17W杯出場権獲得へとチームを導いたのである。
「中1で初めて出会って3~4年くらい一緒にやってきたんですけど、オフの面でも2人は気が合いますし、サッカーの面でもお互いやりたいことが分かっている。今回は僕がセンターバックで出るとは正直、思ってなかったけど『俺らだったら絶対できる』と。結果として0点に抑えて勝つことができた。僕らは一生続く仲かなと思っています」
菅原はベストパートナー・瀬古との良好な関係を前向きに説明していたが、森山監督も彼らに絶大な信頼を寄せていたのは間違いない。「今日はあの2人がホントに素晴らしかった。パーフェクトだったんじゃないかな」と指揮官自身が公の場で大絶賛したことからも、両DFとの強い絆が色濃く伺える。
実際、菅原と瀬古は「ファイティングスピリッツ」という森山監督の哲学をピッチ上で体現しようとしている選手の筆頭である。槙野智章や柏木陽介(ともに浦和)ら先人たちも薫陶を受けてきた「気持ちには引力がある」という指揮官の名言を常日頃から体全体に刻み込んで、彼らは相手に挑んでいるのだ。
「僕は昨年2月(立ち上げ時)からこの代表に入ったんですけど、戦う姿勢の全部が1から変わりました。それを継続してやるうちに、無意識というか習慣になって、それがチームでも出るようになった。『気持ちには引力がある』というのは、その時からたっぷり注入されていると思います」と菅原はしみじみと言う。
一方の瀬古も「すごくタフな試合だってけど、最後は気持ちでゼロに抑えた」とメンタル面が最大の勝因だったことを強調した。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
U-19日本代表、国内トレーニングキャンプ参加メンバー発表!2024.07.20
-
U-15日本代表、ウズベキスタン遠征参加メンバー発表!2024.07.13
-
「エリート女子GKキャンプ」参加メンバー発表!2024.07.13
-
「女子GKキャンプ」参加メンバー発表!2024.07.11
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
-
【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
-
【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
-
【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
ADVERTORIAL
![]() | ジュニアサッカー大会『2024'DREAM CUPサマー大会in河口湖』参加チーム募集中!! |
人気記事ランキング
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- U-19日本代表、国内トレーニングキャンプ参加メンバー発表!
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!
- 即時奪回の線上にゴールはあるか?ボールを中心に考える「BoS理論」とは
- “重心移動”をマスターすればボール扱いが上手くなる!? ポイントは「無意識になるまで継続すること」
- 夕食は18時が理想的。それができない場合は? 「睡眠の質」を高める栄養素
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 一生懸命走っているように見えない息子
- チーム動画紹介第69回「TFAジュニア」
- 社会が狂わす“現代の子ども”をサッカーで変えるためにできること