決定力不足解消には『靴飛ばし』が効く!? 発想の転換から独自のアイディア生み出す“東北のサッカー賢人”の言葉
2016年12月09日
コラム宮城県塩釜市を中心に活動する塩釜FCの創設者・小幡忠義氏。サッカーのプレー経験こそないものの、発想の転換から独自のアイディアを生み出し、指導者として育成の現場に立ち続けてきた。そんな小幡氏が誰もが経験したことがあるであろう、身近な遊びから日本サッカー界発展のヒントを見つけたという。
文●吉村憲文 写真●小幡忠義、吉村憲文
なぜ日本人は「シュートが下手」なのか
「おもしろい現象が起きましたよ。元Jリーガーが前に飛ばせないんですよ」
何がおもしろいのか?
まずその前に言葉の主が誰かなのかを紹介しよう。宮城県塩釜市を中心に活動する塩釜FCの創設者であり、元東北サッカー協会会長の小幡忠義氏。
この道50年のキャリアを持ち、「東北に小幡あり」といわれる。小幡氏のもとから日本サッカー界のトップ・オブ・トップに旅立った選手は多く、元日本代表のDF加藤久氏(磐田GM、2016年末まで)、現役ではJ1年間王者となった鹿島のMF遠藤康選手らが、小幡氏の指導を受けた。
当年とって76歳ながら、その情熱は衰えるどころか、更に熱く激しく燃えている。その小幡氏がサッカーが上手になる新たなメソッドを見つけたと嬉々としては話してくれた。それが『靴飛ばし』である。
靴飛ばしは、文字通り靴を飛ばすこと。子どもの頃に誰もがやったことがあるはずだ。その『靴飛ばし』でサッカーが上手くなるどころか、日本人のキックの課題を根本的に解決することになるかもしれない。
「元Jリーガーたちは完璧なフォームで踏み込むんですよ。右足の蹴り足を思いっきり蹴るんです。すると靴が真上に上がるんです。飛ばないんです。サッカーをやっている連中はみんなそういう状況なんです。ところがサッカーをやっていないバレリーナや、社会人からサッカーを始めた人が靴飛ばしををしてみると、スムーズに身体の移動ができるんです。
サッカー経験者はこうやりなさいと教えられて、形に押し込まれたままなんです。シュートも思いっきり軸足を踏み込んで蹴るもんだから、軌道を修正できないんです。ボールが上に上がってしまうんです。シュートの下手な日本の選手のままですね」
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