アトレティコ・マドリーはいかにして“二強時代”に終止符を打ったのか。巧妙な守備戦術の極意
2017年01月19日
サッカーエンタメ最前線徹底された「どう守るか」の共通認識
一方、ボール保持者が横向き、後ろ向き、あるいはボールコントロールが難しい体勢のときは、全力で詰め寄せ、ディフェンスラインも押し上げてスペースを消す。ここで相手が後方へパスした場合は、そのまま前方へ全体を押し上げながら最初の敵陣プレスの守備に移行することもある。
つまり、中盤エリアでの守り方によって自陣に引いた守備に移行したり、最初の敵陣でのプレスに戻ったりする。
自陣深く守るときは、ディフェンスラインをペナルティーエリア外の線上に置いて、中央から固めていく。バイタルエリアを狭く、ニアゾーンも消す。
敵陣、中盤、自陣と3段階の守備があり、それぞれのエリアでどういうときにどう守るかの共通認識が徹底されていて、一糸乱れぬ守備が出来上がっている。アトレティコはビッグクラブの1つなので、選手個々の能力も非常に高い。
ただ、その強さのベースは守備の組織力にある。カウンターでもセットプレーでも、1点とれば2点目が必要ないほど守備が強い。失点が少ないので、そんなに得点できなくても勝てる。CBディエゴ・ゴディンのヘディングはセットプレーでの得点源になっていて、流れの中で崩せないときでも奥の手がある。
【イベント情報】『サッカー4-4-2戦術クロニクル』西部謙司さんトークショー開催
【商品名】
4-4-2戦術クロニクル
【発行】
株式会社カンゼン
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2024 JFAトレセンU-12関西」参加メンバー発表!
- 「2024 関東トレセンキャンプU-14」参加メンバー発表!
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!
- 「2019ナショナルトレセンU-12関西」参加メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-14(後期) 」参加メンバー発表!【西日本】
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】
- 「日本の若い選手は敵のいない状態でのシャドートレーニングをやりすぎる」横浜FM・モンバエルツ監督が語る、傑出した日本人選手が現れない“明確な原因”
- 指導者たちが抱えるリアルな悩み。子どもの安全面、保護者の経済的負担…ジュニア年代に「遠征」は必要か? /指導者座談会5【9月特集】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!