「ほめるって、ムズかしい!」を解決する! 子どもを伸ばす“ほめ方”講座

2017年02月07日

コラム

子どもがミスをしたときに重すぎる罰を与えない

 対して、悪いことをしてしまった場合です。親はどうしても子どもにとって重すぎる罰を与えがちですが、子どもが、「あ、しまった」と気づく程度でいいです。

 たとえば、子どもがお母さんの言葉を無視してテレビを見続けたとき、「もう今日はテレビなし!」と、消してしまった。すると子どもは「見られない」ということに頭がいってしまい、母親への反抗心でいっぱいになってしまいます。では、どうするのか。「お母さんの話を聞いてね。3分テレビ我慢ね」くらいにおさえる。その子が、「しまったな」と思えるぐらいにとどめるのです。

 子どもがミスすると、つい、「何やってんの!?」「どうしていつもそうなの!?」と人格否定のようなことを怒鳴ってしまいがちです。その挙句、「ちゃんとしなさい」と、あいまいな言い方になり、何をすればよかったのか子どもにはわからない場合が多いものです。

 叱るのであれば、次はこうすればいいんだよ、ということを教えてあげる。「~しちゃったんだ、イライラしてたんだね」と共感してあげることも大事だと思います。

 また、子どもが間違ったことをしてしまったときは、もういちど正しいやり方でやらせてみます。そうすると、「ほら、できたよね」と、最後にほめて終わることができ、間違いを繰り返しにくくなります。

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