子どもが自分の進路を決めるとき。親のサポート法「何も言わず、心の中で応援するのが一番」
2017年06月23日
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合格も不合格もほんの1つの経験に過ぎない
――菅原さんのもとには受験の相談も多いと思います。その中には失敗したケースもあると思うのですが。
多いですよ。例えば、お母さんがすごく受験に前向きで、段取りもすべて整えてしまうケースがあります。子どもも素直で一生懸命やるんだけど、お父さんが「なんでそこまでやらなければいけないんだ」と家の中でもめているという話がありました。子どもはその気になって頑張っているのに、今さら「やらなくていい」とは言えないようです。お母さんがその気にさせちゃったんですね。
でも、こういうケースは実に危険です。もしその子が受験でつまずいたとき、自分の力で立ち上がれなくなる可能性があります。
――失敗したときにお母さんのせいにするということですか?
そうです。お母さんがけしかけて勉強をいっぱいさせて、なのに第一志望も第二志望もダメで、結局、地元の公立にしか入れなかった。だけど、子どもからしてみれば、そこまでやっておいて、今さら地元のみんなと通うことなんてできません。そうすると、ことあるごとにお母さんのせいにするのですね。
――どうやって対処すればいいのでしょう?
はじめからお母さんが盛り上がらなきゃいいのです。自分の人生で盛り上がるのは自分なのですから。他人に盛り上がられることほど嫌なことはありませんよね。
――とは言え、ほとんどの子どもは、親からきっかけを与えられると思います。
小さい頃に何かをはじめるきっかけは、やはり親だと思います。「どうやら子どもも好きみたいだし、なかなか筋もよさそうだ」。そう思ったら、親はとにかく応 援することです。けっして子どもの決断を親がしてはいけません。練習がつらくて子どもが逃げようとしたら、「もうちょっと頑張ってごらん」と言うことはあるでしょう。そこは親の見極めが大事です。ただし、子どもよりも親が燃えたらダメ。あくまでも後ろから支えるやり方が一番いいと思います。
――声をかけるタイミングの見極めもそうですが、その子が持っている可能性を見極めるのも難しいですね。
でも、自分の子どもの可能性は、親がよく知っているのではないでしょうか。やると言ったことをコツコツやるタイプなのか、やると言ってもなかなか行動が伴わないタイプなのか。中には、何の努力もしないでスッスッと行っちゃうタイプの子もいる。コツコツと努力して一つずつ積み重ねていくタイプの子もいるでしょう。それは普段から見ている親が、自分の目を信じることです。
最終的には、子どもがやりたいことを最後までチャレンジさせてあげるのも一つ。「無理だろう」という親の思い込みだけで「やめなさい」という必要もありません。セレクションにチャレンジできる環境があって、本人にやりたいという意思があるのなら、やらせてあげたほうがいいんだろうと思います。
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