この練習は何のため? “やらされすぎ”がケガを生む。心と体の関係性

2017年07月19日

コラム

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ケガがちな子どもの特徴

 キネティックフォーラムでは様々な競技のアスリートに、体のパーツをいかに動かすかを選手自身が感じ、そのつながりを生むような指導をしている。そこで重要になるのは選手自身の意識だという。

「実はロンドンの世界陸上に出場する選手で、元々私たちのエクササイズを大学時代にやっていた選手がいます。

 ただ、実際に私のところにきた時に彼がいったのは『これまで自分がやってきたのは、上辺の部分だったんですね』。どんな練習もそうですが、本人がこの練習は何のためにやっていて、何につながっていくのかという意識を持つことで、成果が大きく違うということです」

 そしてこれは選手の年令や競技の違いはないという。当然ジュニア世代でも同じことはいえる。

「そこを理解して努力をすることで、能力は開花していくものなんです」

 先述したプロ野球選手も、中学の時から意識が非常に高かったそうだ。ただ今の日本のスポーツの現状は「そういう気持ちをいかにみんなが育ててあげるかということです。ところがそれを本人が見失うようなことをしているのが、今のジュニアスポーツの世界だと思います」

 そしてそこに大きく関わってくるのが親だという。

「よく、お子さんを連れてこられる親御さんがいらっしゃいます。どうしてこういうケガになったのかをお話します。やはり親が子どもを追い込んでしまっているケースがほとんどです」

 特に子どもの反応は顕著だという。

「私たちから見て、これは完全にケガが治っているというケースもあります。しかし本人は『痛い』ということがあるんです。この場合は、本人がスポーツや練習から逃げていて、痛いということがあるんです」

 これは本人が噓をいっているのではない。ただ過剰な練習、親や指導者からの期待などのプレッシャーの中で自然と自己防衛をしようとしていることの反応なのだという。

「こういう時は本人がエクササイズをやっている間に、保護者の方だけと別の場所でお話をするようにしています。『これこれ、こんな風になっていませんか?』と。最近では私たちの話を理解してもらえる保護者も増えてきています」

 沢山のアスリートとその保護者を見てきた矢田氏だが、才能が開花する選手にはひとつのパターンがあるという。

「アスリートとして成功するのは、保護者は応援に徹し、子どもさんがやることを見守るご家庭です」

 ここまで読んできて、ハッとした人も多いのではないだろうか?

「心にどこか思うところがあると、それはケガになって現れる」

 すべては人の心から始まる。

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キネティックフォーラム
一般的には、テーピングやマッサージなどの対症療法が多いなか、体全体を包括的に捉える独自のシステム(BCトータルバランスシステム)が口コミで広がり、様々な縁で集まった治療家、トレーナー、指導者などで1996年に設立した学術団体。 現在大阪を中心に勉強会を開催し、約150名の会員が独自に開発された『BCトータルバランスシステム』を自分のものにする為に活動している。


 

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