生活リズムが良くなる朝ごはん。「食べられない」「残す」子への解決策とは

2017年10月27日

コラム


改善したい食習慣:朝ごはんがしっかり食べられない


LONDON, ENGLAND - MARCH 02:  A bowl of porridge at the 'Porridge Cafe' in Shoreditch on March 2, 2015 in London, England. The Porridge Cafe is the first of its kind to open in London.  (Photo by Dan Kitwood/Getty Images)
(写真●GettyImages)

1品で具だくさんの朝食がオススメ

 よくお子さんのお悩みとして「朝ごはんがしっかり食べられない」という声を耳にします。朝ごはんの重要性が分かっていても簡単な朝食ですませている家庭が多いのが、現状のようです。
 
 特に最近多いのが「菓子パンだけ」という朝食。お腹は膨れますしエネルギー源になりますが、筋肉や骨の材料でもあるたんぱく質や疲労回復に必要なビタミンはあまり含まれていません。菓子パンが食事の代わりにならない理由のひとつです。給食や夕食と同じように主食(ごはん、パン、めん類)、主菜(肉・魚・卵など)、副菜(野菜、キノコ類、海藻)を食べる習慣が大切です。
 
 そのほかでは、朝食を用意しても食べてくれない、残してしまう、という悩みもあるようです。前日遅くまで練習をしていた日や、試合の翌日などは食欲が低下します。そのようなときは1品で具だくさんの朝食がオススメ。トーストをピザトーストやホットドックにする、ご飯を丼物にすると食べやすいと好評です。また、めん類が好きな場合は、玉子とほうれん草入りのうどんやにゅうめんも人気があります。

 朝食をしっかり食べることで、午前中の学校の勉強や練習に集中できるほか、1日の生活のリズムが整ってきます。サッカー選手が朝食改善をすると、昼寝をしなくなった、夜ふかしをしなくなった、目覚めがよくなったなど生活のリズムが良くなるなどの変化がありました。

 子どもたちに朝ごはんの重要性を伝えながら、朝ごはんを食べやすくなるような工夫を試してみてください。

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