W杯で素早い判断力・決断力を武器に戦うドイツ代表。その力を高める秘密はライフキネティック理論にあり

2014年07月14日

コラム

W杯で見事世界一に輝いたドイツ代表。ボールを支配し、状況に応じてカウンターに切り替える、その変幻自在のサッカーで重要なのは判断力と決断力です。その能力を高めるために取り入れられているのが“ライフキネティック理論”と呼ばれるトレーニングメソッドです。そこで今企画では、ドイツの指導者である筆者=中野吉之伴が実際にこの理論を体験した内容をレポートします。

取材・文●中野吉之伴 写真●Getty Images


「判断力」「決断力」が優れるドイツ代表

 4大会連続でベスト4進出を果たし、今大会の準決勝では開催国ブラジルを誰もが驚く7-1というスコアで打ち破ったドイツ代表。特に、決勝トーナメントに入ってからの充実ぶりは目を見張るものがあります。

 それぞれの選手が卓越した技術と戦術理解の持ち主であることに加え、フィジカル面、そして、メンタル面でもしっかりとした準備が整っています。

 また、チームとしても引き出しの多さとその質の高さが素晴らしく、今大会は各国で賞賛されています。最近の戦術関連の本でよく目にする「ポゼッション」「カウンター」「守備ブロック」「ゲーゲンプレッシング」など、どこか部分的に特化した戦い方をするわけではなく、状況に応じてどれも使い分けられる総合力がドイツ代表の強さです。

 各試合に向けて基本となる戦い方、基準となる考え方はありますが、ピッチ上では何が起こるかわからないのがサッカーです。いつ、どこで、どのように、何を選択するかを選手が自分ですばやく判断し、最適な決断を下せなければなりません。今大会のドイツ代表には、「判断力」「決断力」でもとても優れているのがわかります。

 そこで、「判断力」「決断力」という視点で代表が取り入れているトレーニングがあります。それが“ライフキネティック理論”です。日本でも少しずつ知られていますが、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。先日、筆者(=中野 吉之伴)は幸運にもドイツの都市ミュンヘン近郊に居を構えるライフキネティック本社で、体験セミナーを受講できるというチャンスを得たので、今企画では実際に体と頭で感じたことをレポートしたいと思います。

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