シュートを打つとき「GKを見る必要はない」。風間式ゴールの奪い方
2017年11月09日
コラムコースや強さも大事だが、優先順位はまず高低
現在のGKは反応が速い。逆サイドの内ポストを狙うような完璧なコースでも、高さが中途半端だとGKは触れることもある。
「狙う場所はゴールの4つの隅になります。とくに低いシュートはGKの反応が遅れるので入りやすい。まずは低いシュートを狙うこと。そこが無理なら上隅を狙うことになります。GKの体の範囲(膝から肩ぐらい)の高さに打ったらコースが良くても入らないことがある。逆に、コースが多少甘くても低いシュートなら入りやすい」
コースや強さも大事だが、優先順位はまず高低。基本的には低いシュートだという。
「うちのゴールには全部印がついているでしょ」
確かに名古屋グランパスの練習場に置いてあるゴールポストには、すべて赤い印がついている。地面から 30 センチぐらいの所と、上の角より少し下。1つのゴールに4つの印がつけられていた。
「狙う場所を意識させるためにつけたんです。どこを狙うかを意識させるためです。それがキック練習とシュート練習の違いだと思うんですよ」
狙った場所に正確に蹴るという意味では、キック(パス)もシュートも同じである。ただ、パスと違ってシュートの場合はターゲットであるゴールは動かない。どこを狙うかは予め決まっている。たんにゴール枠内に蹴るだけならゴールは広い。誰もいないゴールの前に立つと、ボールがこの空間を通過できないのが不思議なぐらいの広さなのだが、試合ではDFもいればGKもいる。ズレたシュートに合わせてゴールポストが動いてくれるはずもない。意外と狙える場所はかぎられているのだ。
「どこを狙うか、それをどれだけ早く決められるか。それを練習するのがシュート練習です。強く正確に蹴らなくてはいけないのでキックの技術はもちろん必要ですが、いいキックをしても狙う場所が間違っていたら入らない」
カテゴリ別新着記事
ニュース
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2025ナショナルトレセン女子U-14前期」参加メンバー発表!
- U-16日本代表メンバー発表!【U-16インターナショナルドリームカップ2025 JAPAN】
- U-20日本代表メンバー発表。サウサンプトン・高岡伶颯や石井久継らが選出【第51回Maurice Revello Tournament】
- U-19女子日本代表メンバー発表!【SUD Ladies Cup 2025】
- U-17日本代表、スペイン遠征に参加するメンバーを発表!
- 「2025ナショナルトレセンU-14前期」参加メンバー発表!
- 逆転勝利を呼び込んだ頭脳プレー! “野沢菜旋風”なるか? 長野県代表・ノザワナFCが堂々の2連勝スタート!
- 『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』2016年度の参加メンバー768名を発表
- 話を聞けない子どもがいたら?
- 学校では教えてくれないサッカー栄養学 世界で闘うための選手の食事【前編】