サッカーで起こりやすいケガの種類とは。 対処法とケガとの上手な付き合い方
2017年11月20日
コラム治療中は焦らずにしっかりと完治するまで練習を控えること
ジュニア年代の場合、どうしてもケガをしてしまうと、競技人生を諦めてしまったり、無理をしてすぐに練習をはじめて、より酷い状態になってしまうことが少なくない。そうならないために池田先生はしっかりと復帰のプロセスを説明すると言う。
「6週間の別離骨折であれば、どのくらいからジョギングができるようになって、どの時期からボールを練習ができるようにな るのかということをちゃんと伝えます。ただ、漠然と6週間で復帰できるからって伝えるだけだと、本人は6週間も休んでそれ からサッカーなのかなと思ってしまう。だが、決してそうじゃないんですね。ただ湿布だけして安静にしていて復帰する6週間 と、筋力トレーニングをしながらリハビリをしての6週間だと復帰したときに大きな差がでますからね。
復帰の時期に関しては、膝の靭帯損傷であれば、痛みがないか、可動域はどれくらい戻ったか、曲げ伸ばしが不自由なくできるかどうか、不安定性が改善されているかどうか、それに加えて筋力がちゃんと回復しているかどうかをチェックします。捻挫であれば、外返しの筋力訓練を必ずやらせますね」
ジュニア年代のケガは将来に大きな影響を及ぼす。まずは避けられるケガをしないようにすること、それでもしてしまったケガには迅速に対応し、治療中は焦らずにしっかりと完治するまで練習を控える。単純なことだが、それを守らないと将来の夢を棒に振ってしまうということをしっかりと心に刻んでほしい。池田先生は子どもたちのオーバーワークを心配しつつ、最後にメッセージをくれた。
「プロ選手の多くは常にどこかカラダの痛みを持ちながら練習や試合に挑んでいます。それは決して万全な体調とはいえないかも 知れないが、彼らは自分のカラダを知り尽くしているので自己管理をちゃんとしている。それが”プロ”だからです。しかし、カラダができていないジュニア年代の子どもたちは無理をすると、将来に関わるケガにつながってしまう。痛みを感じているということは、カラダが悲鳴を上げているということなんです。これ以上やったら問題があるからこそ、痛みとしてカラダが訴えてきているんです。
ですから、その痛みに耳を傾けて、軽い痛みだとしても、気楽に考えず、とりあえず病院にいくのがいいでしょう。無理をしないで常に万全の状態でプレーすることを心がけてください
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