足だけでいかない。怖がらない。簡単にボールを奪えると思わない。南米流「守備の3原則」とは?

2018年09月06日

コラム
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チアゴ・シウバ(ブラジル代表)、ハビエル・マスチェラーノ(アルゼンチン代表)、ディエゴ・ゴディン(ウルグアイ代表)など、南米には世界を代表するようなディフェンダーがいます。そういった選手は守備の個人戦術を身につけています。南米流の個人守備戦術とはどういうものなのか。高校卒業後に単身でアルゼンチンへ渡り、ボカ・ジュニアーズでプレーした経験を持つ亘崇詞さん(現:なでしこリーグ2部・岡山湯郷Belleで監督兼ゼネラルマネージャー)に色々な角度から南米流の守備方法を解説して頂きました。

構成・文●鈴木康浩 写真●ジュニサカ編集部、Getty Images

『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.41』より一部転載


守備の基本を知ろう

 ここで問題!下のAとBならどっちがボールを奪えるチャンスか考えてみよう。

図1

Aは、相手がいつでもボールをコントロールできる状態。Bは、相手からボールが離れているので、こっちがアプローチに行ったときに、すぐにボールをコントロールできない。どっちがボールを奪えるチャンスだろうか(正解はB)。

ディフェンスの基本3原則とは何か?

1.足だけでいかない
腰が引けていると相手に交わされやすい。ボールにいくときは身体ごと、強い気持ちで。

photo51①

2.怖がらない
中途半端な位置にいると顔面にボールが飛んでくる。でも距離を詰めれば足でブロックできるのだ。

photo51②

3.簡単にボールを奪えると思わない
相手がいい状態でボールを持っているときに奪いにいってもなかなか奪えない。相手の状況をみて、いまだ!という瞬間を見極めよう。

 ほかにも守備の基本がある!

縦切り
相手の縦へのスピードを殺す守備の方法。縦に下がって対応しながらも、相手の隙をみてボールを奪う意識を忘れずに!

photo51③

横切り
いずれかのサイドを切って、相手がドリブ ルしたいコースを守備側がコントロールする方法。

photo51④

南米の選手がよく教わる守備は、相手が片足立ちのときを狙うことだ。片足立ちのときに身体を寄せると相手はバランスを崩しやすいぞ。

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